DivX、インターネットテレビプラットフォームを発表

-「DivX TV」。LGの次世代BDプレーヤーなどに実装


1月6日発表(現地時間)


 DivXは6日(現地時間)、インターネット対応テレビに組み込み可能なプラットフォーム「DivX TV」を発表した。

画面イメージ

 「DivX TV」は専用の外付け機器を設置することなく、テレビなどでインターネットコンテンツを楽しめるようにするもの。インターネットビデオ、映画、音楽チャンネル、ソーシャルネットワーキングサービス、写真共有サイトなどのオンラインコンテンツに対応する。Roxio CinemaNowやPicasa、Twitterなど、コンテンツチャンネルは70以上を用意し、今後も多くのチャンネルが加わる見込みだという。

 プラットフォームは、使用に最適化されたユーザーインターフェイスと、処理速度および性能などを備えているのが特徴で、デジタルテレビやBlu-rayプレーヤー、ゲーム機、STB、携帯電話などに実装することができる。また、ホームネットワーク上でデジタルメディアコンテンツをストリーミングし、DivXビデオを含む様々なビデオ形式を再生することも可能。

 DivXは、同プラットフォームのライセンスを供与する最初のメーカーとして、LG Electronicsとの提携を同日に発表した。これにより、LG Electronicsから今後発売する次世代Blu-rayプレーヤーやホームシアターシステムにDivX TVプラットフォームが搭載されるという。

 LG Electronicsの次世代BDプレーヤーおよびホームシアターシステムは、ストリーミングによるリビングルームへのコンテンツ配信を可能にする、同社の「NetCast Entertainment Access」(NetCast)を採用。今回の提携はNetCast搭載機器にDivX TVプラットフォームを実装することを意図したものとしている。なお、DivX TVを利用するための最初のファームウェアアップデートは年内に配付される予定だという。

 そのほか、ADB(Advanced DigitalBroadcast)、Bluestreak、Brightcove、Broadcom Corporation、Innovative DTV Solutions、Iomega、Viewsonic CorporationがDivX TVパートナーとなっている。


(2010年 1月 7日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]