ティアック、単体のCD+カセットデッキとMDデッキを発売

-CD&カセットからMP3録音。「MDはまだまだ健在」


AD-800

4月30日より順次発売

標準価格:52,500円~57,750円

 ティアックは、CDプレーヤーとカセットデッキを一体化し、USBメモリへの録音や再生に対応した「AD-800」を5月10日に、57,750円で発売する。さらに、4月30日にはMDデッキ「MD-50S」も52,500円で発売する。


■ AD-800

 CDプレーヤーとオートリバースカセットデッキを搭載。USBメモリも接続でき、メモリ内のMP3ファイルの再生に対応。MP3での録音もサポートしており、CDやカセットテープ、外部入力の音声をMP3化し、メモリに保存できる。保存ファイルはソース毎にフォルダ(CD/LINE/TAPE)が作られ、そこに保存される。

 さらに、CD/USBメモリからの再生や、外部入力からカセットテープに録音する事も可能。また、カセットのタイマー録音/再生、CD/USBメモリからのタイマー再生にも対応する。

AD-800リモコン

 CDプレーヤーは、MP3ファイルを記録したCD-R/RWの再生も可能。カセットデッキ部は録再オートリバースデッキで、±10%可変のピッチコントロール機能やドルビーBタイプNRなどの基本性能をおさえている。リモコンも付属。アナログ音声(RCA)の入出力を各1系統、標準ジャックのヘッドフォン出力も備えている。外形寸法は435×288×145mm(幅×奥行×高さ)。重量は5.1kg。


■ MD-50S

 MDLPに対応したMDデッキ。2001年発売の「MD-5MK2」の後継モデルで、操作性の良さや豊富な機能性を踏襲しつつ、シンプルかつ精悍なデザインを採用したという。80分のMDに、ステレオで最大320分の録音が可能なMDLPモードをサポートし、グループ再生機能も備えている。

 PS/2キーボードが接続でき、MDのタイトル入力などの文字入力が可能(英数字・文字・カナのみ入力可)。選曲や編集などの本体操作もキーボードから行なえる。

MD-50Sリモコン

 ティアックでは「音楽記録メディアが半導体メモリに移行する中、パソコンを使わない『純粋なオーディオ機器』として使えるデジタル音声記録メディアとしてミニディスク(MD)はまだまだ健在。ご家庭のオーディオシステムにお使い頂けるように、音質にもこだわって設計。MDならではの編集性の良さを最大限活かせるように便利な機能も満載した」としている。

 CS/BSデジタル放送やDVDなどデジタルソースからの録音時に、サンプリング周波数(48、32kHz)を44.1kHzに変換するサンプリングレートコンバータを搭載。1~10秒の間で任意に設定が可能なフェードイン/アウト録音、無音部分を感知してトラックを自動的につけるオートトラック機能、シンクロ録音機能、左右独立の録音レベル調整つまみなど、録音に便利な機能を備えている。

 入出力は、アナログ音声(RCA)と、光デジタルを各1系統装備。標準ジャックのヘッドフォン出力も備えている。外形寸法は435×309×101mm(幅×奥行×高さ)で、重量は3.8kg。リモコンが付属する。


(2010年 4月 21日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]