京極夏彦原作アニメ映画「ルー=ガルー」がBD/DVD化
-I.Gが映像化。BD版6,300円、DVDは2,940円
「ルー=ガルー」 ※ジャケットとは異なります (C)京極夏彦/ルー=ガルー製作委員会 |
バンダイビジュアルは、劇場用アニメ「ルー=ガルー」を12月22日にBlu-ray/DVDビデオ化する。価格はBD版が6,300円、DVD版が2,940円。
BD版には特典として、SCANDALによるオーディオコメンタリ、スタッフ&キャストオーディオコメンタリ、ピクチャードラマ、プロモーション映像を収録。なお、ピクチャードラマは、8月に発売された「ルー=ガルー #OVERTURE」に収録されていたものと同じ内容となる。
さらに、封入特典として、SCANDALが歌う「KOSHI TAN-TAN」のPVフルバージョンをフィルムブック化した「KOSHI TAN-TAN VISUAL NOTE」も付属。ジャケットはキャラクターデザイン・石井明治描き下ろしイラストを使用する。
なお、DVD版の特典はSCANDALによるオーディオコメンタリのみとなる。
タイトル | 仕様 | 音声 | 品番 | 価格 | |
BD | ルー=ガルー | 片面2層 100分予定 1080p MPEG-4 AVC | (1)リニアPCMステレオ | BCXA-0244 | 6,300円 |
DVD | ルー=ガルー | 片面2層 90分予定 16:9 ビスタ スクイーズ | (1)ドルビーデジタルステレオ | BCBA-3835 | 2,940円 |
雑誌やネットなどで「これからの近未来像」というアイデアを一般公募し、その内容を作家・京極夏彦が小説としてまとめ上げた「ルー=ガルー 忌避すべき狼」。その小説を原作とした劇場用アニメで、映像化はプロダクション I.Gが担当。監督の藤咲淳一、キャラクター原案の箸井地図など、「BLOOD+」を手がけたチームが担当している。
物語の舞台は近未来。子供達は生活の全てを完全管理された社会システムに守られていた。食料は全て人工のものに変わり、人々は極力物理的接触(リアルコンタクト)を避け、モニタと呼ばれる携帯端末に依存。他者とのコミュニケーションは希薄になっていた。
そんな中、リアルコンタクトに積極的な少女達がいた。彼女達は、少女ばかりを狙う連続殺人事件の発生を契機に、閉鎖された世界へと立ち向かっていく事になる……。
主題歌を担当するSCANDALは、作品の中でも大きくフィーチャーされており、主人公の少女達が、2000年代初頭に活躍していたバンドとして SCANDALの事を知り、自由と無鉄砲を武器にはしゃぐガールズバンドに興味を抱き、物語の中で楽曲を聴いたり、口ずさんだりといったシーンも盛り込まれているという。
さらに、SCANDALのメンバーも声優として出演しているほか、劇中で流れる挿入歌「KOSHI-TANTAN」の演奏シーンでは、メンバーたちの実際の動きをモーションキャプチャして製作されている。
(2010年 10月 12日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]