ニュース

MOONDROP、100mm径平面駆動ユニットを全面駆動する開放型ヘッドフォン「SKYLAND」

SKYLAND

MOONDROPは、水月雨/MOONDROPブランドより、100mm径平面駆動ユニットを搭載した開放型ヘッドフォン「SKYLAND」を2月19日より発売する。価格は130,000円。

100mm径の超大口径振動板コンポーネントを採用したのが特徴の開放型ヘッドフォン。シリーズ独自のFDT(Full Drive Tech)全面駆動技術により、従来の平面磁気型ヘッドフォンを大きく上回る駆動精度と、静電型ヘッドフォンに匹敵する低分割振動特性を実現したとする。

従来の平面磁気型構造では、振動板上に有効駆動回路と非駆動回路が混在し、実際に駆動されるのは中央部のみという設計が一般的なため、有効駆動領域は全体の約56.3%に留まり、分割振動の発生により高域のディテールが粗くなり、音色の歪みが生じることがあったという。

FDT全面駆動技術では、振動板全体を均一な平面磁界内に配置し、駆動回路を振動面全体に均一に分布させ、その結果、有効駆動回路領域は約95.5%に到達。静電型ヘッドフォンに匹敵する均一な駆動力を実現した。分割振動を大幅に抑制し、「従来の平面磁気型ヘッドフォンを遥かに凌駕する繊細な高域再生を可能にした」としている。

約500nmの極薄・超軽量振動板を採用。平面磁気ドライバー技術の限界に迫る設計により、理想的な振動モードを追求。微細なディテールまで豊かに再現し、高いレスポンス性能と全帯域でのバランスの取れた音質を実現した。

「楽園-PARA」シリーズとは異なり、多層純銀エッチング回路を採用。振動板に作用するローレンツ力の均一性が向上し、分割振動の発生を抑制し、高域まで滑らかで、自然かつバランスの取れたサウンドを実現するという。

さらに、TBT振動板二次応力バランス技術(Tension Balancing Tech)により、振動板表面の応力を二次的に調整。振動板の応力分布が均一化され、大きなダイナミックレンジでも低歪みを維持。ハイエンドクラスのアンプで駆動した際には、振動板の持つポテンシャルを最大限に引き出すとしている。

水月雨が平面磁気ヘッドフォンの開発で創り上げた革新的なドライバー・ハウジング一体型構造を継承。この構造により、超大型FDT振動板および振動面全体を均一に覆う磁場を形成する大規模磁気回路に対して、最適な空間的レイアウトを実現。

多数の製品開発で培われた経験をもとに、フルアルミ合金CNC切削による一体型ホロー構造を採用。磁気回路システムが生み出す強力な反発力に耐えうる高い構造強度を確保し、長期にわたり安定した信頼性を実現した。

フルオープン構造を採用することで、外装パーツによる反射の影響を大幅に抑制。中高域および高域の音色やディテールへの干渉を低減し、より自然で開放的なサウンドを再現する。

振動板に隣接する構造エッジ部分には、低回折性のマット仕上げと滑らかな曲面処理を施すことで、高域の回折を効果的に抑制。理想的なオープン型ならではの自然な音場と透明感のある音色を実現した。

さらに、日常使用時における振動板の損傷を防ぐため、適切な距離を保った位置に金属製プロテクトメッシュを配置。滑らかな金属ワイヤーをまばらに編み上げることで、高い音響透過性を確保し、「フルオープン」構造の持つ開放的なサウンド特性を損なうことなく、確実な保護性能を実現しているとのこと。

傾斜角度付きの3.5mm着脱式ケーブル設計を採用。高純度単結晶銅4.4mmバランスケーブルを付属し、4.4mm to 6.35mm、4.4mm to XLR 4ピン変換ケーブルも付属する。

再生周波数帯域は8Hz〜34kHz。有効周波数帯域は20Hz〜20kHz。インピーダンスは60Ω±15%。感度は96dB/Vrms。全高調波歪は0.05%以下(@1kHz,94dB)。アルミ合金製キャリングケースが付属する。