オルタス、4.8型でフルHD表示が可能な液晶パネルを開発
-458ppiの高精細表示。放送用カメラのモニターなど
新開発のパネル |
オルタステクノロジーは25日、フルHD表示が可能な世界最小サイズとなる4.8型TFTカラー液晶パネルを開発したと発表した。
オルタステクノロジーは、凸版印刷とカシオを株主とする、中小型ディスプレイの開発/製造/販売会社。開発されたパネルは4.8型/1,920×1,080ドットで、高精細/高開口率化を実現する独自の「HAST(Hyper Amorphous Silicon TFT)をベースに、微細加工技術、液晶配向技術、パネル駆動技術を進化させたことで実現。「人間の目の識別限界を超えた圧倒的な高精細表示(458ppi)を達成したことにより、自然で立体感のある映像表現力が可能となった」としている。
視野角は上下/左右160度。表示色数は1,677万色。色域はNTSC比72%。用途としては、「放送用ハイビジョンカメラのモニター画面などの業務用機器や、クリアで高精細な表示が求められる映像機器などに最適」としている。
開発されたパネルは、11月9日~12日にドイツ・ミュンヘンで開催される「エレクトロニカ2010」の同社ブースで出展予定としている。
(2010年 10月 25日)
[AV Watch編集部 中林暁]