ユニデン、12/24V両対応の車載用地デジチューナ

-業界最小フィルムアンテナ搭載、受信性能向上


DTM500S

 ユニデンは、車載用地上デジタルチューナ「DTM500S」を12月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は55,000円前後。

 地上デジタル放送の12セグ/ワンセグ受信に対応した車載用チューナ。最大の特徴は、12V車だけでなく24V車にも対応し、対応車種が拡大したこと。24Vの大型車両への設置を考慮し、長めの7mのアンテナケーブル4本と、5mの電源ケーブルを付属する。また、回路の見直しなどで従来機種「DTM420Z」に比べ受信性能を高めている。付属のフィルムアンテナは小型化し、業界最小サイズ(素子全長70㎜)とした。

 4本のアンテナと4基のチューナを用いて、信号を互いに補間/合成することで高い受信性能を実現。12セグの受信可能エリアから離れた場合に、ワンセグ放送へ自動でシームレスに切り替える機能も備える。切り替えるタイミングは12セグ優先/ワンセグ優先から選べる。また、走行中のエリアに自動チューニングする「中継局サーチ機能」や、受信中の県域(広域)放送エリアを越えて隣接するエリアに移動した場合の「系列局サーチ」も搭載する。


付属リモコン

 EPG(1局表示)や字幕表示、緊急警報放送(EWS)にも対応。出力はコンポジットとアナログ音声で、フロントモニター以外にミニバンなどのリアモニターも想定した2系統同時の映像出力に対応している。なお、音声出力は1系統。

 SIM形状のminiB-CASカードを採用。外形寸法は160×114×21.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約440g。消費電力は5W(待機時0.25W)。リモコンやAVケーブルなどが付属する。



(2010年 11月 29日)

[AV Watch編集部 中林暁]