パナソニック、モバイル機器向けの3D変換モジュール

　パナソニックシステムネットワークスは、モバイル機器向けの組込み用3D変換モジュール「MediaArtist 3D」の企業向けライセンスを2011年1月4日より開始する。12月1日からパシフィコ横浜で開催される「組込み総合技術展 Embedded Technology 2010」でも展示する。

　モバイル機器に組み込み、2Dからの3D映像変換を可能にするもので、1枚の素材を利用する「2D3D変換」と、視差のある複数枚の素材を利用して3D画像を作り出す「マルチショット3D変換」の2つの機能を搭載。静止画や動画の2D素材を3Dに変換できる。

　また、同社の画像処理技術を活かしたアルゴリズムにより高品位で自然な3D映像に変換。マルチショット3D変換では、単眼カメラで撮影した複数枚の画像の傾きやずれを解析し、より自然で奥行き感ある3D画像に変換できるよう、画像補正を行なう。

　モバイル機器向けに市場実績にあるソフト組み込み技術のノウハウを活かして3D変換モジュールを軽量化、高速化し、モバイル機器でも実装可能とした。高性能CPU搭載製品では、リアルタイムの動画変換も可能という。