アイ・オー、超解像技術採用の27型フルHDディスプレイ

-「美解像チップ」でSDも高精細表示。23/21.5型も予定


27型フルHD「LCD-MF271XSBR」

 アイ・オーデータ機器は、超解像技術を採用した27型フルHD解像度の液晶ディスプレイ「LCD-MF271XSBR」を2月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は34,800円前後。

 なお、同様に超解像技術を採用したサイズ違いのモデルも後日発売予定で、23型の「LCD-MF232XSBR」と、21.5型の「LCD-MF223XSBR」がラインナップされる。


23型の「LCD-MF232XSBR」21.5型の「LCD-MF223XSBR」

 パネル解像度は1,920×1,080ドット。バックライトはCCFL(23/21.5型も同じ)。最大の特徴は超解像技術を搭載したこと。SD解像度の静止画/動画を表示する際、拡大処理で発生するボケを抑え、解像感を大幅に向上させるという。映像処理ICには、ルネサスエレクトロニクスの「美解像チップ」を採用。1枚の画像データの情報を解析・処理する独自の「1枚超解像技術」が使われている。

27型フルHD「LCD-MF271XSBR」27型の背面「美解像チップ」を採用している

 解像感は10段階で調整可能。また、解像感が向上すると共に、エッジ周辺にオーバーシュートが発生して、画面全体が白っぽく見える問題を抑制する機能も用意。解像度を維持しつつ、自然な色合いを再現できるという。また、モスキートノイズの低減機能も備えている。

 パネルサイズは27型ワイドで、表面はノングレア。視野角度は上下160度、左右170度。輝度は330cd/m2。コントラスト比は1,000:1(DCR ON時は3万:1)。応答速度は5ms(オーバードライブON時は2ms)。

 入力端子はHDMI、HDCP対応のDVI-D、アナログRGB(D-Sub 15ピン)。さらにステレオミニの音声入力端子と、1.5W×2chのスピーカー、イヤフォン端子も備えている。

 消費電力は最大時53W、通常使用時32.6W、待機時0.8W。スタンドは上20度、下3度のチルトと、左右各30度のスイーベルが可能。85mmの高さ調整も行なえる。100mmピッチのVESAマウントにも対応。スタンドを含めた外形寸法は、644×262×422~507mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約9kg。

側面背面下部の端子部

(2011年 1月 19日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]