オーディオテクニカ、実売7,000円のNCイヤフォン

-新開発ユニットのポータブルヘッドフォンも


ATH-ANC23のブラック

  オーディオテクニカは、アクティブノイズキャンセリング(NC)機能搭載のイヤフォン「ATH-ANC23」と、ポータブルヘッドフォン「ATH-SQ505」、「ATH-FC707」を5月20日に発売する。価格は「ATH-ANC23」がオープンプライスで、店頭予想価格は7,000円前後、「ATH-FC707」と「ATH-SQ505」はいずれも6,300円。



■ ATH-ANC23

ATH-ANC23のホワイト

 「QuietPoint」シリーズの新製品で、13mm径のダイナミック型ユニットを搭載するカナル型イヤフォン。NC機能により周囲のノイズを約90%以上低減できるという。なお、NC機能がOFFでも、通常のイヤフォンとして利用できる。カラーはブラック(BK)とホワイト(WH)の2色。

 クリップ付きのコントロールボックスにボリュームコントローラも搭載、手元で音量調整が行なえる。再生周波数帯域は20Hz~20kHz、出力音圧レベルはNC ON時が105dB/mW、OFF時が103dB/mW。インピーダンスは、NC ON時が150Ω、NC OFF時が32Ω。

 NCには単4電池1本を利用し、アルカリ電池での連続使用時間は約60時間。電池を除く重量は約26g。プラグは金メッキのステレオミニ/L型。ケーブルはY型で、長さは1.3m。付属イヤーピースはXS/S/M/Lの4サイズ。航空機用プラグアダプタなどの付属品をまとめて持ち運べるポーチも同梱する。



■ ATH-SQ505、ATH-FC707

 いずれも、40mm径の新設計ドライバユニットを搭載する密閉ダイナミック型のポータブルヘッドフォン。ATH-SQ505は豊かな低域表現、ATH-FC707はクリアな中高域再生を可能にしたという。

 ATH-SQ505はハウジングがスクエア形状で、カラーはブラック(BK)、レッド(RD)、ホワイト(WH)の3色。ATH-FC707はラウンド形状で、カラーはブラック(BK)とホワイト(WH)の2色。

ATH-SQ505ATH-FC707

 ATH-SQ505は、ハウジングをスイーベルさせてフラットにできる折り畳み機構を採用。ATH-FC707は、ハウジングをヘッドバンド方向へ回転させることでコンパクトに収納できる。また、FC707はヘッドフォンを装着してからヘッドバンドの長さを簡単に調整できる「クイックヘッドバンド機構」を採用。さらに、ヘッドバンドを最も伸ばした状態でロックがかかり、未使用時には首に掛けておくことができる。

 再生周波数帯域は10Hz~24kHz、インピーダンスは42Ω、最大入力は500mWで共通。出力音圧レベルはSQ505が106dB/mW、FC707が102dB/mW。プラグは金メッキステレオミニのL型。ケーブルは両出しで、長さは1.2m。ケーブルを除く重量はSQ505が170g、FC707が145g。

ATH-SQ505を平らにしたところATH-FC707を折り畳んだところ


(2011年 4月 26日)

[AV Watch編集部 中林暁]