フューレン、OPPO/NuForceのBDプレーヤー上位版

「BDP-93 NuForce Xtreme Edition」

　フューレンコーディネートは、米OPPOとNuForceが開発したBlu-ray 3D対応プレーヤー「BDP-93 NuForce Edition」の上位版となる、「BDP-93 NuForce Xtreme Edition」を6月20日に発売する。価格は157,500円。

　同社は、OPPOのBDプレーヤーと一部DACを共用しながら、NuForceが新設計したBDプレーヤーとして、2月に「BDP-93 NuForce Edition」(99,750円)を発売。今回の「Xtreme Edition」は、それをベースに、NuForce選別のパーツを取り入れて設計された上位モデルと位置付けられている。

　改良点はアナログ回路で、全8チャンネルの回路を設計し直し、クオリティを向上。リニア電源処理回路は、高制御かつ、フィルタ処理されたDC電源を全てのアナログ出力段に提供している。

　ほかにも、可聴帯域内での位相シフトを排除するための「アナログフィルタ」や、「温かく、鮮やかで魅力的なサウンドを生む」というオペアンプも投入。信号劣化を避けるために、出力段を専用設計としたほか、リクロッキング回路も搭載。8ch全てのジッタを排除するという。

　その他の特徴は下位モデルとほぼ同じ。

　Blu-ray 3DやBD/DVDビデオのほか、SACDやDVDオーディオ、音楽CD、ピクチャーCD、HDCD、CD-R/RWなどの再生に対応する。3D用メガネは別売。USBとeSATA端子も備えており、外部ストレージに保存したファイルを再生する事もできる。動画はMPEG、MPEG-2、MP4、DivX、MKVに対応。音楽は最高24bit/192kHzまでのFLAC、WAVを再生できる。

　第2世代Qdeo技術を搭載したMarvellのkyoto-G2ビデオプロセッサを搭載。DVDの高品位アップコンバートや各種ノイズリダクション機能も備えている。BD-LIVEとBonusVIEWにもにも対応。2GBのフラッシュメモリを搭載し、うち1GBはBD-LIVE用に利用する。

背面。HDMI出力を2系統備えている

　Ver.1.4a準拠のHDMI出力を2系統装備し、テレビとAVアンプなどに別々に出力可能。ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioのビットストリーム出力に対応。SACDのDSDビットストリーム出力、もしくはリニアPCMに変換しての出力も可能。コンポーネント映像、コンポジット、アナログ7.1ch音声、アナログ2ch音声、光デジタル、同軸デジタル音声出力を装備する。Ethernetも備えている。

　消費電力は35W(待機時0.5W)。外形寸法は430×311×79mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.9kg。バックライト付きリモコンが付属する。