CLASSE、USB DAC搭載のプリアンプ「CP-800」

-パワーアンプ3モデルも


 

プリアンプのCP-800
 D&Mホールディングスは、CLASSE(クラッセ)のプリアンプやパワーアンプなど4製品を12月より発売する。USB DACを搭載したプリアンプ「CP-800」や、ステレオ/モノラルパワーアンプ3種を用意し、価格は84万~115万5,000円。

 


型番種類価格
CP-800プリアンプ84万円
CA-2300ステレオ
パワーアンプ
115万5,000円
CA-M600モノラル
パワーアンプ
115万5,000円
CA-M30089万2,500円

■ CP-800

 USB DACも備えたプリアンプで、iPhoneやiPod touchとの接続にも対応。パラメトリックイコライザや、トーンコントロールも搭載する。第1~4世代iPod touchと、iPad、第2~6世代iPod nano、iPod classic、iPhone 4との接続に対応する。

 電源は、パワーファクターコレクション回路付きのスイッチモード電源。フルバランス構成でアナログ入力時の音質やデジタルノイズ対策にこだわったとする。

 

CP-800の背面
 入力はUSBと、アナログ音声×5(RCA×3、XLR×2)、光デジタル×4、同軸デジタル×3、AES/EBU×1。IRやTRIGGER端子、Ethernetも装備する。出力はアナログ音声×2(XLR/RCA)でサブウーファ出力(XLR)も装備する。

 

 全高調波ひずみ率は0.005%。チャンネルセパレーションは100dB以上。消費電力は31W。外形寸法は445×445×121mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10.43kg。


■ CA-2300

 出力300W×2ch(8Ω)/600W×2ch(4Ω)のステレオパワーアンプ。増幅プロセス全体を1つの基板上で行なう回路構成とし、ノイズ発生を抑制。放熱処理用に、IC Tunnelという機構を盛り込み、センサーとマイクロプロセッサで筐体内の温度を制御し、最適な温度でアンプを駆動。適正温度まで達する時間は「15分もかからない」とする。

 周波数特性は1Hz~100kHz(-3dB)。入力インピーダンスは50kΩ、SN比は116dB(8Ω)。消費電力は420W。外形寸法は444×445×223mm(幅×奥行×高さ)、重量は45.4kg。

 

CA-2300内部構造背面

 


■ CA-M600/M300

 CA-M600は出力600W(8Ω)/1,200W(4Ω)、M300は出力300W(8Ω)/600W(4Ω)のモノラルパワーアンプ。周波数特性は1Hz~100kHz(-3dB)。SN比はM600が120dB(8Ω)、M300が116dB(8Ω)。

 温度制御のIC Tunnel機構や回路の最短化など同社の各種技術を搭載。消費電力は440W(M600)/420W(M300)。外形寸法は444×445×223mm(幅×奥行×高さ)、重量は45.4kg(M600)/39.5kg(M300)。

 

CA-M600の内部構造CA-M600の背面
CA-M300の内部構造CA-M300の背面

 


(2011年 10月 26日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]