エミライ、音楽再生専用パソコン「acroama」

-24bit/192kHz対応。各部に高音質カスタマイズ


acroama

 エミライは、ハイレゾ音源に対応した音楽再生専用PC「acroama(アクロアーマ)」シリーズを」シリーズを19日に発売した。価格は、基本モデル「acroama」(PCT-EMAC0)が198,000円、上位モデル「acroama impendo」(PCT-EMAC1)が346,500円。

 音質向上チューニングを施したPC。筐体は5mm厚フロントサイド一体成形パネルを採用した、OrigenAE製のフルアルミ製シャーシをカスタマイズして使用。磁性体パーツを可能な限り交換し、PC全体の非磁性素材化を徹底したという。

 さらに、国内メーカーが開発した、非磁性でありながら電磁波を熱に変換して吸収する素材を全面的に採用。電源を汚染するノイズ源となるパーツに対して新開発のノイズフィルターを使用している。内部配線も、カスタマイズ済みのものを採用。各所に振動吸収素材も使っているという。

 音声出力として、光デジタル×1や、ステレオミニ×2を装備。基本モデルは24bit/96kHzまで、上位モデルは24bit/192kHzまでの対応となる。

 サウンドデバイスはASIO2.0とWASAPI排他モードに対応。2機種のそのほかの違いとして、基本モデルは玄人志向のサウンドーカード「CMI8787-HG2PCI」を使用。音質改善のためのノイズフィルターを追加し、電磁波対策も実施。2スロットを占有する。

光学ドライブを開いたところ
 上位モデルはLynx Studio Technologyのオーディオインターフェイス「L22」を採用。別途費用がかかるが、「AES16」(AES16e)に変更することも可能。

 CPUはAMD Zacate 18W 1.6GHzを、メモリは2GB(最大8GBまで増設可能)。マザーボードはASUS「E35M1-M PRO」。ドライブとして、SSDのIntel「SSDMAESC020G2」と、光学ドライブのLITEON「iHAS324」を採用。HDDはオプションとなる。

 OSはWindows 7 HomePremium 64bit版。「事前に音質改善のための基本的な諸設定を行なって納品する」という。また、DAWソフトの「PreSonus Studio One Artist」をプリインストール。音楽再生向けにチューニングを施した状態で提供するという。

 他にも、セットアップサービスや、構成変更の注文、タッチパネル式液晶モニタ内蔵タイプへの変更など、様々な要望に合わせられるという。詳細は同社ページにて。


(2011年 12月 19日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]