アクシス、B.M.C.のステレオアンプ「CS2」
-B.M.C.ソース機器からの電流入力も
B.M.C. AMP CS2 |
アクシスは、B.M.C.AUDIO製のプリメインアンプ「CS2」を9月より発売する。価格は71万4,000円。
プリメインアンプ、パワーアンプのいずれにも切り替えて利用できるほか、BMC独自のCI(電流)モードアンプとしても利用できる点が特徴。BMCのMCCI、BDCD1.1、DAC1などとダイレクトと接続することで、通常の電圧入力でなく電流入力による伝送が可能となる。
B.M.C.製ソース機器とCIモード接続 |
BMC独自のLEF(ロード・エフェクト・フリー)出力段は、一般的なアンプのように出力段のトランジスタが信号に応じて生みだす電流/電圧をそのままスピーカーに掛けて駆動するのではなく、入力信号に応じて生み出される出力トランジスタの出力電圧とは別にスピーカーを駆動する電流源を設けている。これにより、出力信号トランジスタは、負荷からのリアクションを受けない形(ロードフリー)で理想的なアンプ動作をするという。LEF方式は、出力ステージ以外には、ドライバー段やそれ以前の増幅段を必要とせず、必要なパワーを取り出すことができ、入力信号は余分な増幅段を経ずに最短距離で出力段に導かれるため、一般的なアンプのような歪み補正のためのネガティブ・フィードバックを皆無にでき、位相直線性の悪化などの悪影響を排除できるという。
背面 |
このLEF利用のためには前述のように、B.M.C.によるソース機器「MCCI、BDCD1.1、DAC1」が必要となる。このB.M.C.機器同士の接続(CI駆動モード)にはXLR端子を利用し、2通りの方法が用意される。
通常のプリメインアンプ/パワーアンプ利用にも対応。出力は200W×2ch(8Ω)、360W×2ch(4Ω)。入力端子はXLR×2とRCA×3。CIモードでB.C.M.のDAC1などと同期利用するためのOPT CONTROL IN/OUTも備えている。スピーカーターミナルは金メッキのバインディングポスト。外形寸法は435×405×138mm(幅×奥行き×高さ)、重量は40kg。
(2012年 8月 28日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]