「ポタフェス」でTDKの新カナル型イヤフォンなど出展

オルトフォンのポータブルアンプなども


TH-ECMA600

 オーディオショップの「e☆イヤホン」が主催する「ポータブルオーディオフェスティバル」(ポタフェス)が10月20日~21日まで、東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開催された。ここではポタフェスで紹介された幾つかの新製品を紹介する。

 TDK(イメーション)は、一磁極型のバランスドアーマチュアドライバ「MAドライバ」を搭載した「TH-ECMA600」を参考出展した。11月下旬の発売を予定しており、店頭予想価格は7,000円前後。

 MAドライバは警察無線などで利用されている技術を応用したものとのこと。特徴としては繊細さを保ったまま、音圧を上げやすく、アーマチュアの良さを持ちながら迫力ある音が楽しめるとのこと。新構造のイヤフォンだが、価格を抑え、「多くの人に試してもらえる製品を目指す」としている。


MAドライバの構造図TH-ECMA600
4モデルのBluetoothスピーカーを順次発売

 また、同社のスピーカー「Boombox」や「Sound Cube」をBluetooth対応とした製品も参考展示。11月に発売予定で、2.1chタイプの「A73」は店頭予想価格29,800円前後、小型の「A33」は10,800円前後、キューブ型の「V513」は24,800円前後。

 小型の「Q35」は、本体上部に無接点充電規格「Qi」の充電部を装備し、Qi対応のスマートフォンなどの充電にも対応。店頭予想価格は24,800円前後。


Qi対応の「Q35」キューブ型で無指向性のV513

 ベンチャークラフトは、ポータブルタイプのiPhone対応DDC「Go-DAP DD Socket 1」を発表。価格は32,800円。iPhoneなどのiOSデバイスに対応したポータブルDDCで、出力は同軸デジタルと光デジタル(ミニジャック)を各1系統装備。ラインアンプはAnalog Devicesの「OP275」で、オペアンプの交換にも対応する。バッテリは2,200mAhで、約20時間駆動可能。

Go-DAP DD Socket 1同軸、光デジタル出力などを装備側面

 オルトフォンは、同社初のポータブルヘッドフォンアンプ「MHd-Q7」を参考出展。11月前半の発売を予定しており、価格は38,000円前後の見込み。前面にステレオミニの音声入力/出力を装備し、本体にバッテリを内蔵。同社の据置型ヘッドフォンアンプ「Hd-Q7」と同様にアナログディスクリート構成とし、音の傾向もHd-Q7と揃えているという。

オルトフォン「MHd-Q7」充電用のミニUSB端子も
ロジクールはUltimate Earsの製品群を展示AKGの新カナル型「K374」を予告JVCのサブウーファ内蔵イヤフォン「HA-FXZ200」も試聴可能に
アスクは米SOL REPUBLICのヘッドフォンなどを展示

(2012年 10月 22日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]