エミライ、G Ride Audioのケーブル「White/Black Pepper」

RCA/XLRで1.5m 84,000円~367,500円。Beno氏ハンドメイド


「White Pepper」のXLR「GRA-WX15」

 エミライは、G Ride Audio製のRCA/XLRケーブル「White Pepper」と「Black Pepper」を11月19日に発売する。1.5mの場合、「White Pepper」RCAケーブル「GRA-WR15」が357,000円、XLRの「GRA-WX15」が367,500円。「Black Pepper」のRCA「GRA-BR15」は84,000円、XLR「GRA-BX15」は94,500円。

 また、RCAとXLRの変換ケーブルも用意。White Pepperは、XLRからRCAの「GRA-WXR15」と、RCAからXLRの「GRA-WRX15」を用意し、1.5mの場合、各367,500円。Black PepperのXLRからRCA「GRA-BXR15」とRCAからXLR「GRA-BRX15」は、1.5mで各94,500円。

 なお、各ケーブルは長さ指定も可能。費用はRCA/XLR、変換ケーブル全て同じで、White Pepperでは0.3m毎に52,500円増し、Black Pepperは21,000円増しとなる。


「White Pepper」のRCAからXLR「GRA-WRX15」「Black Pepper」のRCA「GRA-BR15」「Black Pepper」のXLR端子アップ

 G Ride Audioは、ハリウッドのマスタリングスタジオ・Bernie Grundman Masteringのチーフテクニカルエンジニア、Thomas 'Beno' May氏のプライベートブランドとして設立。製品の企画と音質調整には、音楽プロデューサーで、XRCDの立ち上げにも携わった田口晃氏が参加している。米国ではカスタムメイドの音響機器をメインに、スタジオエンジニアやミュージシャン向けに製造・販売を行なっている。

 製品は全てThomas 'Beno' May氏が手作りし、田口氏が試聴してチェック。「全てのオーディオ機器/オーディオアクセサリーには個体差が生じる」というポリシーに基づき、リファレンスの個体と比較し、田口氏が合格を出した製品のみが出荷される。

 「White Pepper」、「Black Pepper」のどちらも、導体、絶縁体、はんだ、端子などの組み合わせを、音質を最優先に入念な試聴の末に選択したという。これらのケーブルも全てThomas 'Beno' May氏ハンドメイドで、田口氏のリスニングテストで合格になったものだけが出荷される。

 端子はCardas製で、XLRプラグには「CG」、RCAには「SRCA」シリーズを採用。端子部は銀メッキとロジウムメッキ、カバー部は真鍮に金メッキを施している。



(2012年 11月 16日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]