ソニーBDレコーダがiOS機器でのストリーミング視聴対応へ

RECOPLAを12月中旬にアップデート。Twonkyと連携


 ソニーは、Blu-ray Discレコーダ用の録画番組管理アプリ「RECOPLA」(レコプラ)のiOS版を12月中旬に提供開始する。12月公開予定の最新バージョンでは、パケットビデオのiOS版Twonky Beamと連携することで、iPhoneやiPadでもレコーダで録画したデジタル放送番組をiOSデバイス上で視聴できる。

 RECOPLAは、BDレコーダコントロール用のアプリとして提供されており、複数レコーダ/HDD内の録画番組一元管理や、レコーダへの再生指示(リモコン機能)、リモート録画(CHAN-TORU遷移)、もくじでジャンプ(シーンを選択して再生指示)に対応している。しかし、選択した番組を再生する「家じゅうどこでも視聴(ストリーミング視聴)」に対応するのは、Xperia/Sony Tabletのみで、iPadやiPhone、ソニー製以外のAndroidタブレットでは利用できなかった。

 しかし、RECOPLA新バージョンとDTCP-IP対応のiOS版Twonky Beamを連動で動作させることで録画番組のストリーミングに対応した。さらに、番組の「シーン」を選んで頭出し再生できる「もくじでジャンプ」にも対応した。対応OSはiOS 5.1以降で、iPad 2以降のiPadで利用できる。

 また、ソニー製以外のAndroidタブレット(Android 4.0以降の10型/1,280×800ドット液晶搭載機)でも、12月のRECOPLAアップデートにより、Twonky Beamと連携する。ただし、Android 4.1/4.2には非対応。なお、RECOPLAを使わずに、Twonky BeamだけでもソニーBDレコーダ内の番組視聴が可能だが、その場合はレコーダの電源を常時ONにしておく必要が有る(RECOPLAはWake On LAN対応のため電源OFFから起動/再生可能)。

iPadのRECOPLAもくじでジャンプにも対応した
ウォークマンZでソニーBDレコーダの番組再生

 なお、ソニーBDレコーダでは、Xperia TabletのDLNAアプリやTwonky Beamなどへの「家じゅうどこでも視聴」の際に720p、約3Mbps(最高約6Mbps)のMPEG-4 AVC/H.264に変換して出力する。そのため、レコーダの録画系統を1系統専有し、同時にストリーミングできるのは1台のみとなる。

 また、ソニー製タブレットなどのAndroid機器では、録画番組のほか、放送中の番組のストリーミング視聴も可能だが、iOS機器では録画番組のみのストリーミングとなる。ウォークマンZ/F800シリーズも12月のアップデートでストリーミング視聴に対応予定(DLNAアプリを利用)。

 対応レコーダは、2012年冬モデルの「BDZ-EX3000/EX2000/EX1000/EW2000/EW1000/EW500/E500と2011年モデル「BDZ-AX2700T/AT970T/AT950W/SKP75/AT770T」。対応テレビはKDL-46HX65R/40HX65R/32HXX65R。ただし、'12年レコーダのダブル/シングルチューナモデル「BDZ-EW2000/EW1000/EW500/E500」は'13年春のソフトウェアアップデートにより対応予定。

 

【タブレット】

-ソニー製タブレット他社AndroidiPad
対応Xperia/Sony TabletAndroid 4.0以上
(4.1/4.2非対応)
iOS 5.1以降
(iPad 2以降)
ストリーミング
(アプリ)

(RECOPLA)

RECOPLA+
Twonky Beam

(録画番組のみ)
(RECOPLA+
Twonky Beam)
ワイヤレス
おでかけ転送

(RECOPLA)
-
もくじでジャンプ
(RECOPLA)

 

【スマートフォン】

-Xpearia他社AndroidiPhone
対応AX/VLGX/SX/acro HDAndroid 4.0以上iOS 5.1以降
ストリーミング
(アプリ)

(ムービー)

(Connected Devices)

(Twonky Beam)

(録画番組のみ)
(Twonky Beam)
リモート録画予約
(Gガイド.テレビ王国 CHAN-TORU)
ワイヤレス
おでかけ転送

(ムービー)
-
もくじでジャンプ-

(2012年 11月 29日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]