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KDDI、Android 4.0搭載「Smart TV Stick」を2月に提供

アプリや動画/音楽配信サービスを、HDMI搭載TVで利用

「Smart TV Stick」本体(左)と付属リモコン(右)

 KDDIは15日、テレビ接続向けのAndroid 4.0搭載スティック型端末「Smart TV Stick」を正式発表。2月中旬以降に提供開始する。提供の方法や価格などについては後日発表するという。

 「Smart TV Stick」は、HDMI出力と無線LANを搭載した、長さ約10cmのスティック型Android端末。Google Play/auスマートパスでダウンロードしたAndroidアプリや、au会員向け「ビデオパス」、「うたパス」などの映像/音楽配信サービス、YouTube/ニコニコ動画/radikoといったインタネットサービスを、HDMI搭載のテレビ画面で利用できる。Webブラウジングも可能。

HOME画面イメージ(開発中のもの)
「ヘルタースケルター」(C)2012映画『ヘルタースケルター』製作委員会(C)岡崎京子/祥伝社
「ニュー・シネマ・パラダイス 初公開版」(C)1989 CristaldiFilm
「トランスポーター」 (C)2002 EuropaCorp-TF1 Films Production. ALL RIGHTS RESERVED
CEATEC JAPAN 2012で参考展示された「Smart TV Stick」

 Bluetoothを利用した専用リモコンが付属するほか、専用アプリをインストールしたスマートフォン/タブレット(対応機種は後日発表)を使って、リモコン操作やゲームのコントロールも行なえる。

 auスマートフォン向けに提供しているアプリのテレビ版などを用意しており、「ビデオパス」や「うたパス」、「LISMO WAVE」、「Karada Manager for TV」などが利用可能。提供予定のアプリは下表の通り。

ジャンルアプリ
映像系ビデオパス、YouTube、niconicoなど
音楽/ラジオ系うたパス、LISMO WAVE、radiko.jpなど
情報系auヘッドライン、ウェザーニュースなど
生活系auショッピングモール、ニッセンスマートカタログなど
安心系ウイルスバスター for au
健康系Karada Manager for TV、au Smart Sports Fitnessなど
学習系キッズひろばなど

 同社は、CATV向けのSTBとして、同様にauサービスなどが使えるAndroid搭載の「Smart TV Box」をCATV事業者向けに提供している。今回の「Smart TV Stick」も同じコンセプトで、KDDIがコンシューマに向けて直接提供する製品としている。これまで、2012年のCEATEC JAPANで参考展示していたが、商用化のめどが立ったため、製品化に至ったという。

(中林暁)