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ソニー、黒板録画対応の学校向け液晶プロジェクタ

超短焦点「VPL-SW536C」や高輝度モデルなど5機種

超短焦点モデル「VPL-SW536C」

 ソニーは、教育現場での使用を想定した業務用の液晶プロジェクタ2シリーズ5機種を、5月より順次発売する。価格はオープンプライスで、超短焦点の「VPL-SW536C」(実売約260,000円前後)や、3,700ルーメンのWXGAパネル搭載「VPL-EW276」(同約145,000円前後)などをラインナップする。詳細は下表の通り。

種類モデル名輝度
(ランプモード高)
液晶パネル発売時期店頭予想価格
超短焦点VPL-SW536C3,100ルーメン1,280×8006月260,000円前後
通常モデルVPL-EW2763,700ルーメン1,280×8005月145,000円前後
VPL-EX2763,700ルーメン1,024×768130,000円前後
VPL-EW2463,100ルーメン1,280×800130,000円前後
VPL-EX2463,200ルーメン1,024×768115,000円前後

 独自開発の液晶パネル「Bright Era」(ブライトエラ)を搭載しており、高い色再現性を実現。「理科や美術の授業などで鮮明な映像資料による教育が行なえる」という。

 また、全機種共通の特長として、iOS機器に専用アプリをインストールする事で、アプリから静止画やPDF、PowerPointファイルの画像をプロジェクタへワイヤレスで転送。PCなどを使わずに投写ができる。アプリは無料版と有料版があり、有料版ではExcel、Word、iWorkの画像も転送できる。プロジェクタは全モデルEthernet端子を装備する。

超短焦点タイプ「VPL-SW536C」

 超短焦点タイプの「VPL-SW536C」は、70型のスクリーンに、約10.8cmの距離から投写が可能。付属のペンで投写画面に文字や図形を書き込め、電子黒板として使える「インタラクティブ機能」を進化させておおり、図形描画ツールや定規、コンパスなどのアシスタントツール、手書き文字の自動整形機能などを新たに搭載。

 さらに、書き込み内容を録画し、動画ファイルとして保存可能。生徒の模範的な発表例を他のクラスで共有するといった使い方もできる。オートキャリブレーション機能など、セットアップを簡単にする機能も搭載。光源は210Wで、輝度はランプモード高時で3,100ルーメン。16Wのスピーカーも搭載。HDMIやS映像入力、アナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)などを備えている。

通常モデル「VPL-EW276/EX276/EW246/EX246」

VPL-EW276/EX276/EW246/EX246。外観はほぼ同じ

 上位モデルの「VPL-EW276/EX276」は、ランプモード高時に、輝度3,700ルーメンを実現。下位モデルは3,200ルーメンとなる。

 1.6倍のワイドズームレンズを搭載し、幅広い取り付け位置に対応する。HDMIに加え、2系統のアナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)などを装備。16Wのスピーカーも搭載する。

(山崎健太郎)