ニュース

クラフレックス、吸音/調音対応パネル「静御殿」

不織布+ハニカム構造で低域吸収を改善。好みの布で装飾も

「静御殿」調音面

 クラレクラフレックスは、オーディオルームや会議室、音楽教室などの壁に取り付け音の響きを調整する、吸音/調音パネル「静御殿」(しずかごてん)を5月14日に発売する。価格は57,750円。

 「静御殿」は、吸音材の片側の一部に反射材を使用して調音面とし、目的に応じて吸音面と調音面を使い分けることが可能なパネル。吸音材は、クラレが開発した吸音性能を持つ不織布「フレクスター」とハニカム構造材を組み合わせ、ハニカム構造材の空気層により、従来の吸音材単体では難しかった低波長域の吸音を可能にしたという。

吸音面と調音面の比較

 調音面は、低音域の吸音に優れ、オーディオルームなどで映画や音楽鑑賞に適した音場を実現するという。吸音面は、中高音域の吸音性に優れ、耳につく不快音を軽減することが可能。会議室などの音の響きを軽減させ、声などを聞き取りやすくする。

 壁掛けパネル型で、位置の調整などを容易に行なうことが可能。また、好みの布をかぶせることもでき、部屋のインテリアに合わせて使用できる。

 外形寸法は900×600×45mm(縦×横×厚さ)、重量は3.5kg。

基本構造
調音面の使用イメージ
布をかぶせた場合の使用イメージ

(一條徹)