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ビット・トレード・ワン、電流帰還式で9,980円のヘッドフォンアンプキット
(2013/8/26 12:42)
ビット・トレード・ワンは、ヘッドフォンアンプの自作キット「電流帰還式ヘッドフォンアンプ(AD00031)」を8月23日に発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9,980円。直販サイトに加え、秋葉原の三月兎、鈴商、若松通商、大阪日本橋のシリコンハウス共立などで販売している。
ヘッドフォンのインピーダンス変化によって生じる低音/高音不足に対応するため、インピーダンスの変化に影響されず、全周波数で一定の出力を得られるように設計された電流帰還式のアンプ。2月に発売したスピーカー向けアンプ「AD00026」の技術をヘッドフォンアンプ向けに投入したモデルとなる。
電子工作キットで、組み立てには半田ごて一式、ドライバー、ニッパー、ラジオペンチ、六角レンチ、セロハンテープなどが必要。「詳細な組立マニュアルが付属し、電子工作入門にも最適」としている。基板サイズは108×60×1.6mm(縦×横×厚さ)で、114×70×20mm(同)のアルミケースも同梱する。
端子は、ステレオミニの入出力を各1系統装備。出力は50mW×2ch(4~64Ω)。周波数特性は20~20kHz。別売の単4電池4本で動作する。
使用するヘッドフォンに合わせて調整をする事で、電流帰還方式の性能を最大限に引き出す事ができる。調整用抵抗がソケット式になっており、公称インピーダンス16Ωのヘッドフォンを使う場合は2Ωの抵抗、24Ω用には3Ωの抵抗など、抵抗の変更で調整できる。16/24/32/44/66Ωのヘッドフォン向けの抵抗を同梱するほか、別売の抵抗を使えば600Ωのヘッドフォンまで対応できる。
ほかにも、ヘッドフォンに流れる電流をセンシング抵抗によってセンスし、フィードバックする事で、かかる電力を一定に制御する「LIIE」(Load Impedance Independent Engine Technology)や、カップリングコンデンサを無くす事で低音特性を改善し、ポップノイズも除去する「OCL」(Output Capacitor-less Technology)なども導入している。