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【IFA 2013】パイオニア、ネットワーク対応薄型AVアンプ/DLNA対応サウンドバー

 ドイツ・ベルリンで9月11日(現地時間)まで開催されている「IFA 2013」から、AVアンプやコンパクトオーディオシステムなどを多く出展していたパイオニアの出展内容をレポートする。

「VSX-S510」(中段)と「VSX-S310」(下段)。上段はBDプレーヤーの「BD-P160」

 欧州で11月の発売予定の薄型AVアンプ「VSX-S510」は、110W×6chアンプを内蔵し、DLNA 1.5やAirPlayのネットワークオーディオ再生にも対応。ハイレゾファイル再生は最高24bit/192kHzのWAV/FLAC/AIFFや、24bit/96kHzのApple Lossless Audio Codec(ALAC)をサポートする。HDMIは6入力/1出力で、4Kパススルーや3D、ARCなどにも対応する。外形寸法は435×314×85mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.3kg。

 S510と同サイズの「VSX-S310」は、アンプ出力110×5chで、ネットワーク再生やハイレゾファイル再生に対応しないモデル。HDMIは4入力/1出力。重量は4.2kg。価格は約299ユーロ。

VSX-S510の背面
VSX-S310の背面

 サウンドバーの「SBX-N700」と「SBX-N500」も、同じく11月発売のモデル。いずれも、無線LANとEthernetを搭載し、DLNA再生が可能。BluetoothやMiracastにも対応する。N700はワイヤレスのアクティブサブウーファもセットになったモデルで、N500はサウンドバーのみの構成。サウンドバーのアンプ総合出力はN700が220W、N500が150W。HDMI出力を搭載する。サウンドバー部の幅は900mm。

SBX-N700
SBX-N500

 奥行きが137mmのスリムなiPhone/iPod/iPadオーディオシステム「X-SMC11」は、スロットインCDと20W×2chアンプ、ステレオスピーカーを搭載。前面にLightning端子のiPodを装着でき、iPhone/iPod用のブラケットも付属する。価格は約299ユーロ。

X-SMC11
上から見たところ

 コンパクトコンポ「P1」は、音楽CDや、CD-R/RWに収めたMP3/WMA、USBメモリ内のWAV/MP3/WMAが再生可能。CDプレーヤーとアンプは別筐体で、アンプ出力は75W×2ch。スピーカーは、2.5cm径ツイータと12cm径ウーファで構成する。カラーはシルバーとブラック。価格は約699ユーロ。

 Bluetoothスピーカー「XW-BTSA1」は、NFCに対応し、スマートフォンとワンタッチでペアリング可能。Bluetooth 4.0対応で、プロファイルはA2DPをサポート。コーデックはSBCのほかaptXにも対応する。スマートフォンとUSB接続して充電することも可能。ステレオミニの音声入力も備える。

 スピーカー出力は8W×2ch。ユニットは8mm径ツイータと、13mm径フルレンジを各2基備える。外形寸法は290×143×102mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.4kg。カラーはブラックとホワイトの2色。

ホワイト
ブラック
天面のNFCロゴ部にスマートフォンをかざしてペアリングできる
AVアンプ「SC-LX87」(左写真下段)と、バッファロー製のDSD対応NAS(右写真)を使った、DSDファイル再生を提案する展示
他社製品でも同様だが、今年のIFAでは「Spotify」(海外の音楽ストリーミング)対応を示すロゴが貼られた製品が増えているようだ(写真のアンプはSC-1223)
DJ機器では、iPhone/iPad/iPod touch対応システム「XDJ-R1」などを展示
子供から大人まで、多くの人がDJ機器のデモコーナーで製品を体験していた

(中林暁)