パナソニック、重低音強化したBluetoothスピーカー

SC-NA30

　パナソニックは、薄型ながら重低音再生を可能にしたBluetoothポータブルスピーカー「SC-NA30」、「SC-NA10」を11月22日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は上位モデルの「SC-NA30」が33,000円前後、「SC-NA10」が22,000円前後。

　バッテリを内蔵し、ポータブル利用も可能なBluetoothスピーカーで、SC-NA30/NA10のいずれも重低音再生を強化した点が特徴。カラーはSC-NA30がブラック(-K)のみ。SC-NA10はブルー(-A)とレッド(-R)の2色をラインナップする。

SC-NA10

　SC-NA30は、最大出力5W×2ch+10W(ACアダプタ利用時)の2.1chシステムで、5cm径のミッドレンジと、8cm径のマイカサブウーファ、8cm径のダブルパッシブラジエータユニットを搭載。SC-NA10は、最大出力5W×2chで、4cm径のフルレンジユニットと8cmパッシブラジエータを内蔵する。

　歪みを低減し、重低音をより強調するという「XBS Master」を新搭載。ユニット振幅の小さいパッシブラジエータの共振周波数を増幅して、歪みの少ない低音を強調するというXBS(Extra Bass System)に、低域成分を仮想再生して低音を強化する「H.BASS」と、200Hz以上/以下で帯域を分割して、帯域毎のレベルを検知し、見かけ上の鳴り感を損なわずに歪み低減するという「帯域分割DRC」を加えることで、小型のボディでも迫力あり、歪みの少ない低音再生を可能にしたとする。

　Bluetoot Ver.3.0に準拠し、コーデックはAACやapt-Xをサポート。対応プロファイルはA2DP(SCMS-T対応)、AVRCP、HFP。NFCを装備しており、Androidスマートフォンとタッチするだけで、Bluetoothの接続が可能。対応アプリ「Panasonic Music Streaming」をGoogle Play上で公開している。対応OSはAndroid 2.2以降。

　マイクを内蔵しており、Bluetooth接続したスマートフォンでのハンズフリー通話に対応。また、AUX入力も備えており、ステレオミニのオーディオケーブルでのオーディオプレーヤー接続も行なえる。

　SC-NA30は、天板に操作つまみを格納でき、電源を投入すると、音量、BASS、TREBLEなどのつまみが現れる仕組みを採用。SC-NA10は、スタンド兼用のカバーを備えている。

　バッテリ駆動時の駆動時間はSC-NA30が約14時間、SC-NA10が約11時間。出力を抑え、バッテリ駆動時間を延長するLPモードも備えており、SC-NA30/NA10のいずれも最長約20時間駆動が可能になる(出力はSC-NA30が2W×2ch+4Wに、SC-NA10は0.5W×2chに制限)。DC出力(5V 1A)可能なUSB端子も備えており、内蔵バッテリからスマートフォンの充電も行なえる。

　外形寸法/重量はSC-NA30が244×48×144mm(幅×奥行き×高さ)/約930g、SC-NA10が204×105×41mm(同)/約520g。