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米McIntosh、ESS DAC採用でUSB接続も可能なSACD「MCD550」や、DAC内蔵プリメイン

MCD550

 エレクトリは、米McIntoshの新製品として、USB DAC機能も備えたSACDプレーヤー「MCD550」と、同じくUSB DAC機能を搭載したプリメインアンプ「MA7900」、「MA8000」を2014年1月10日に発売する。価格は、「MCD550」が84万円、「MA7900」が94万5,000円、「MA8000」が136万5,000円。

SACDプレーヤー「MCD550」

 ESSのハイパーストリーム方式DACを採用したSACDプレーヤー。DACは左右各チャンネルに4チャンネル分の回路をクアッド・バランスで構成している。最大32bit/192kHzまでのPCMと、DSDに対応。光デジタル×1、同軸デジタル×1の入力に加え、PC接続用のUSB端子も1系統搭載。伝送はアシンクロナスで行なう。

背面

 USBは32bit/192kHzまで対応、同軸デジタル入力は24bit/96kHz、光デジタルは24bit/192kHzまでサポートする。アナログ出力は、アナログ出力は固定出力とバリアブル出力を備え、ダイレクトにパワーアンプへ出力する事が可能。固定RCA×1、固定XLR×1、可変RCA×1、可変XLR×1を用意する。

 光デジタル出力、同軸デジタル出力も各1系統備え、単体DACとして使う事もできる。

 ディスクはSACDに加え、CDやMP3/WMAを収録したディスクも再生できる。ヘッドフォンアンプも搭載する。消費電力は35W。外形寸法は445×419×152mm(幅×奥行き×高さ)。重量は12.7kg。黒いガラスフロントパネルに、光ファイバーLEDを使ったグリーンのイルミネーションがデザイン面の特徴。

プリメインアンプ「MA7900/MA8000」

 どちらもDACを搭載したプリメインアンプ。DACは最大32bit/192kHzまでサポートする。デジタル入力はMA7900が同軸デジタル×1、光デジタル×1、USB×1を用意。MA8000はMA7900が同軸デジタル×2、光デジタル×2、USB×1を搭載する。USBが32bit/192kHzまで、同軸デジタルと光デジタルは24bit/96kHzまでをサポートする。

MA7900
MA8000

 出力はMA7900が200W×2ch、MA8000が300W×2ch。両モデルとも、スピーカーインピーダンスの理想的なマッチングを実現するという「オートフォーマー」機能を搭載。2、4、8Ω、いずれの負荷でも10Hz~100kHzの広帯域特性を犠牲にすることなく、各負荷に同等の出力を供給するもの。パワートランジスタの不具合などによるシステムの損傷からスピーカーを保護する役目も担っている。

 指定した周波数ポイントで±12dBの範囲で調整できるイコライザも搭載。MA7900は30Hz、150Hz、500Hz、1.5kHz、10kHzの5バンド、MA8000は25Hz、50Hz、100Hz、200Hz、400Hz、1kHz、2.5kHz、10kHzの8バンドイコライザを備えている。

 アナログ入力端子は、MA8000がHigh Level入力×6(アンバランス)、×2(バランス)、Phono(MC)×1、Phono(MM)×1。MA7900がHigh Level入力×6(アンバランス)、×1(バランス)、Phono(MC)×1、Phono(MM)×1。MM/MCそれぞれ専用のフォノイコライザーアンプを搭載し、MCカートリッジの負荷インピーダンス調整も可能。ホームシアターパススルー機能も備えている。

 黒のガラスパネルを前面に採用。ブルーアイズメーターも備えている。外形寸法と重量は、MA7900が445×559×194mm(幅×奥行き×高さ)で、34.1kg。、MA8000が445×559×240mm(同)で、45.4kg。リモコンも付属する。

MA7900の背面
MA8000の背面

(山崎健太郎)