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ニコン、月/鳥撮影モード搭載光学60倍デジカメ
開放F1.8の大型センサー機やタフネスモデルも
(2014/2/7 16:48)
ニコンは、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」史上最高という光学60倍ズームのスーパーEDレンズを採用した「P600」を2月27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は55,000円前後。カラーはブラックとレッド。
また、開放F値1.8の明るいレンズと1/1.7型の大型裏面照射型CMOSセンサーを搭載したシンプルデザインモデル「P340」も2月27日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は45,000円前後。カラーはブラックとホワイト。
P600
有効1,605万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーを搭載。光学60倍で、一眼レフカメラ用交換レンズに使われるスーパーED(特殊低分散)レンズをCOOLPIXで初めて採用しているのが特徴。35mm換算で24~1,440mm相当となり、最大4倍の電子ズームを用いると約5,760mm相当での撮影も可能。
超望遠撮影のためのシーンモードとして、新たに「月」と「鳥」モードを追加。手持ちでは撮影が難しい月や野鳥でも、シーンモードを選ぶだけで最適な絞りやシャッタースピードをカメラが自動設定してくれるという。
動画撮影は1080/30p/60i、720/30pなどに対応。MOV形式で、コーデックはMPEG-4 AVC/H.264。音声はリニアPCMステレオ。
P340
開放F値1.8の明るいレンズを採用。有効1,219万画素、1/1.7型の裏面照射型CMOSセンサーと組み合わせ、「立体感や鮮鋭感を再現する」という。また、ボケ味を追求し、レンズには7枚羽根虹彩絞りを採用。35mm換算での焦点距離は24~120mm。
プログラムオート、シャッター優先オート、絞り優先オート、マニュアル露出が利用でき、レンズ鏡筒の周りには「コントロールリング」を搭載。直感的なズームや露出操作ができる。動画撮影にも対応し、1080/30p/60i、720/30pなどに対応。MOV形式で、コーデックはMPEG-4 AVC/H.264。音声はリニアPCMステレオ。
2機種共通の特徴
2機種とも、レンズシフト方式手ブレ補正(VR)機能を備え、「ACTIVE」モードを用意。高倍率ズームでの望遠撮影時だけでなく、走行中の乗り物から外の景色を撮影する際や、歩きながら撮影する際などに生じる大きな揺れに対しても、手ブレを効果的に軽減してフレーミングできるという。
無線LAN機能も搭載。スマートフォンなどと無線接続し、カメラで撮影した画像をワイヤレスで転送できる。スマートフォンやタブレットの画面から、カメラの液晶モニタに表示される映像を確認でき、リモート撮影も可能。
GPS・地図データ内蔵モデルやタフネス機も
GPSと世界地図データを内蔵し、撮影した写真に位置情報や移動ルートなどを記録したり、情報と共に写真を表示できる「S9700」が、2月27日発売。オープンプライスで、店頭予想価格は43,000円前後。フルHD動画撮影にも対応。
「AW120」は、ダイビングのライセンス保持者が潜水可能な水深約18mまでの防水性能と、落下高さ約2mまでの耐衝撃、約-10度までの耐寒性能、防塵機能も備えたタフネスモデル。開放F値2.8、35mm換算で広角24mmのレンズなどを装備。GPSや世界地図データなども備えている。2月27日発売で、価格はオープン。店頭予想価格は43,000円前後。