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PlayStation 4でnasneの番組を視聴できる「torne PS4」
6月10日公開。起動はPS3の3倍高速、ゲーム同時起動も
(2014/5/30 15:05)
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は30日、PlayStation 4(PS4)でネットワークレコーダ「nasne」の操作や番組視聴が行なえるテレビアプリケーション「torne PlayStation 4」(torne PS4)を発表した。PlayStation Storeで6月10日より提供開始し、価格は823円(税込)。6月10日から7月31日までの期間限定で、無料配信キャンペーンを行なう。
torne PS4は、レコーダ/NASの「nasne」で録画/受信した地上/BS/110度CSデジタル番組をPS4から視聴可能にするアプリケーション。PS Storeからダウンロードしてインストールする必要があり、ダウンロードにはSony Entertainment Networkのアカウントが必要。nasneと連携して使えるテレビアプリで、PS4から同一ネットワーク内のnasneにアクセスし、放送中のテレビ番組を見たり、録画した番組を視聴できる。最大4台までのnasneを登録可能。
基本機能はPS3やVita/Vita TV版のtorneとほぼ同じで、テレビのライブ視聴や録画番組視聴、番組表からnasneへの録画予約、番組検索、人気番組(CHART)の確認などが行なえる。録画番組再生では、ビジュアルシーンサーチや最高120倍速の早送り/戻しなどを、PS4のコントローラから操作できる。また、新たにHDMIでテレビと連動動作するHDMI CECに対応し、テレビのリモコンから「torne PS4」の操作も可能となった。
torne PS4の特徴は起動や操作速度の高速化。プロモーションビデオでは、「超速」と呼んでおり、起動はPS3の約3倍に高速化したという。PS3版などで定評のあったスピーディな番組表表示や番組検索だけでなく、ゲームとの同時起動に対応。ゲームを終了すること無く、プレイ中でも気になった番組を手軽にチェックできるとする。
また、公式キャラクター「トルネフ」が、番組紹介などを行なう「NEWS(オシラセ)」というサポート機能を追加。トルネフが番組紹介したり、使い方を説明してくれるという。
リアルタイムに番組を録画(トル)、視聴(ミル)している人数がわかる「トルミル機能」には、単純なランキングだけでなく、トルネフからのおすすめ番組「トルネフピックアップ」を追加。様々な情報をもとに、トルネフが独自に番組をピックアップして、おすすめしてくれるという。ただし、地上デジタル放送の番組ピックアップは東京を中心とした関東エリアのみの対応となる。
ニコニコ実況のコメントを表示しながら番組を見られる「ニコニコ実況連携」や、番組に関するツィートを表示させる「Twitter連携」機能も搭載。番組をみながら、他の視聴者の盛り上がりを共有し、「臨場感あるソーシャルなテレビ体験」を実現するという。
また、新たに逆再生も追加。等倍速で録画番組を戻しながら視聴できるというユニークな機能になっている。
有料追加機能として、ソニーBDレコーダの操作や番組再生をPS4から行なえる「レコ×トルネ(1,851円/税込)のほか、新たに圧縮音声をより高音質化するという「オトイイネ(1,296円/税込)」も、アプリ内の「トルネ屋」に追加した。
なお、PS3版tonreとの違いとして、USB接続のPS3用地デジチューナが利用できないほか、PS4からのPlayStation VitaやPSP、ウォークマンへの番組書き出しには非対応となる(nasneからtorne PS Vitaやuke-torneを使った書き出しは可能)。また、PS3用BDリモコンによる操作には対応しない。
7月31日まではtonre PS4を無償で提供するキャンペーンを実施。SCEでは、「2014 FIFA ワールドカップ開催に合わせ、PS4ならではのユニークなテレビ視聴・録画体験をひとりでも多くのPS4ユーザーに提供したい」と説明。torne PS4では、ソーシャル連携などを使ったテレビ体験が可能なことを訴求している。
nasne | PlayStation 4 |
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