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ソニー、1/2型 Exmor 3CMOSを採用したXDCAM「PXW-X200」
XAVC対応のハンディ機。上位機のPXW-X500も
(2014/9/16 14:30)
ソニーは、放送/業務向けのXDCAMビデオカメラの新モデルとして、新開発の1/2型フルHD Exmor 3CMOSセンサーを搭載した「PXW-X200」を11月より発売する。価格は67万円。
また、2/3型プログレッシブCCDを搭載し、XAVC HD記録や5倍スローモーション撮影に対応したXDCAM「PXW-X500」も11月に発売する。価格は300万円。
いずれも、オランダ アムステルダムで開催された国際放送機器展「IBC 2014」で発表。4K XDCAMメモリーカムコーダ「PXW-FS57」や4K映像制作ソリューション、新XDCAM HD422フィールドレコーダなども発表された。
PWX-X200
新開発の光学17倍ズームレンズと1/2型 3CMOSセンサーを搭載したXDCAMメモリーカムコーダ。MPEG HD422(50Mbps)やAVCHDのほか、XAVCに対応する。
新開発の広角29.3mm、光学17倍(35mm換算 29.3mm~499mm)のズームレンズを搭載。ズーム、フォーカス、アイリスの独立したフルマニュアルリングを装備する。
イメージセンサーは有効画素約207万(16:9)の1/2型 Exmor 3CMOSで、感度をF11からF12に、SNを56dBから58dBに向上させている。XAVCで最高1,920×1,080/59.94p(Long)、1,920×1,080/59.94i(Intra)撮影が行なえるほか、MPEG HD422、AVCHD、DVCAMなどの記録フォーマットに対応。2つのSxSメモリーカードスロットを装備するほか、別売のアダプタを利用してXQDやSDメモリーカードにも対応。2つのメモリーへの同時記録も行なえる。
同梱のワイヤレスLANモジュールを使ったWi-Fi接続にも対応するほか、NFCも装備。スマートフォンやタブレットとワンタッチでWi-Fi接続でき、専用アプリ「Content Browser Mobile」で撮影前のアングル確認や撮影中のモニタリング、リモコン操作、ホワイトバランス、アイリス調整などが行なえる。
オーディオ入力としてXLR(3pin)を装備するほか、HDMI出力や3G-SDI(BNC)出力、ビデオ出力(BNC)、アナログ音声(ステレオミニ)出力などを装備。マルチインターフェイース(MI)シューを装備し、ビデオライトやワイヤレスマイクなどを拡張可能。
ビューファインダは0.45型/123万画素、液晶モニターは3.5型/156万画素液晶。本体の外形寸法は168×331×161mm(幅×奥行×高さ)、重量は2.4kg。
PWX-X500
新開発の2/3型220万画素プログレッシブCCDや信号処理LSIの搭載により、F11の高感度とSN比60dBの低ノイズを実現。フラッシュバンドや動体ゆがみなどが発生せず、さまざまな撮影シーンに対応できるとする。
MPEG HD422(50Mbps)のほか、XAVC(Intra:最大112Mbps)、XAVC(Long:50/35/25Mbos)、DVCAMなどもサポート。オプションの「PXWK-503」利用時は、XAVC HD記録で最大120fpsに対応し、最大5倍のスローモーション撮影が行なえる。記録メディアはSxSカードで、2枚カードに同時記録可能。プロキシ記録用のSDカードスロットも装備する。
無線LANも内蔵し、ファイル転送やリモートコントロールに対応。モニターは3.5型/960×540ドット。HD-SDI入力なども装備する。外形寸法は150×332×269mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.8kg。