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FiiO、スクロールホイール搭載でDSD再生も可能なポータブルアンプ「E17K」

 オヤイデ電気は、FiiOのDAC内蔵ポータブルヘッドフォンアンプ新モデル「E17K」を2月13日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は24,000円前後。

DAC内蔵ポータブルヘッドフォンアンプ「E17K」

 また、FiiOのハイレゾプレーヤー「X1」と、ポータブルアンプを重ねて固定するためのバンドやフレームをセットにした「アンプスタッキングキット HS12」も、2月13日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は500円前後。

DAC内蔵ポータブルヘッドフォンアンプ「E17K」

 機能も充実したDAC内蔵ポータブルアンプ「E17」と、その廉価版「E07K」。2モデルを融合する形で進化したという新モデルが「E17K」となる。

 DACチップはTIの「PCM5102」。同軸デジタル入力とUSB入力を装備。同軸ではPCM 192kHz/24bitまで、USBでは96kHz/32bitまでのデータに対応する。Windows PCと接続した場合のみ、ASIOドライバを使い、DSD 2.8MHzのデータも再生できる。アップルの「Lightning - USBカメラアダプタ」を使うことで、iPhoneやiPadなどのiOS 7以降の機器ともデジタル接続できる。

 入出力兼用のライン端子も備え、外部アクティブスピーカーやコンポとの接続にも対応する。

ディスプレイを備えている
「Lightning - USBカメラアダプタ」を介してiOS機器とも接続可能

 側面にスクロールホイールを新たに搭載。快適なメニュー操作ができるという。TREBLE/BASSは、それぞれ10段階の調整が可能。

 アンプ部にはオペアンプの「OPA1642」と「LMH6643」を採用。ヘッドフォン出力は160mW(16Ω)、200mW(32Ω)、60mW(300Ω)。インピーダンスは16Ω~300Ω(~150Ω推奨)。0dB/6dB/12dBのゲイン切り替えも可能。1,500mAhのリチウムイオンバッテリを内蔵。駆動時間は約15時間、充電所要時間は約3.5時間。外形寸法は104.1×62.2×12.8mm(縦×横×厚さ)。重量は110g。

アンプスタッキングキット「HS12」

 X1とポータブルアンプを組み合わせて固定するためのスタッキングキット。X1のフロントパネルにマッチするフレームと、ラバーバンド4本、放熱用ラバースペーサー6個がセットになったもので、X1にフレームを装着。フレームの突起にラバーバンドを引っ掛け、アンプを固定する。

 ラバースペーサーはアンプの表面に取り付ける事で、アンプとX1が直接触れず、放熱効果があるという。接続用のケーブルは付属しない。

HS12を使い、X1とポータブルアンプを固定したところ。ケーブルは付属しない
HS12に含まれるフレーム、ラバーバンド、ラバースペーサー

(山崎健太郎)