INBYTE、HDMIを無線化し60mまで送受信できる「HD FLOW3」

　INBYTEは、HDMIケーブルを無線化して、最大60mまで送受信できるHDMI転送機「HD FLOW3(HDR-300)」を5月28日より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は69,800円。また、増設用受信機「HDF-300R」も発売し、直販価格は39,800円。

HD FLOW3(HDR-300)

　3系統のHDMI入力などを備えた送信機と、1系統のHDMI出力などを持つ受信機のセット。BDプレーヤーなどの映像機器に送信機を接続、別室のテレビに受信機を接続して、BDを離れた部屋のテレビに表示するといった使い方が可能となる。

　送信機で映像圧縮を行ない、IEEE 802.11nで無線伝送することで、長距離伝送に対応。従来モデル(HDF-200)では、最大40mまでの伝送だったが、新たに60mまでの伝送が可能になった。独自の圧縮転送技術により長距離伝送とともに、圧縮転送遅延を21ms以下に抑制。ブロックノイズも最低限に抑えている。1000BASE-T Ethernetも備え、有線での映像伝送も行なえる。

利用イメージ

　送信機にはHDMI×3のほか、アナログRGB/コンポーネント/コンポジット兼用のD-Sub 15ピン×1、アナログ音声(ステレオミニ×1)の各入力端子を装備。また、新たに従来モデルで要望が多かったというHDMIパススルー出力も追加された。

　受信機はHDMI×1、コンポーネント×1、コンポジット×1、アナログ音声(ステレオミニ×1)の出力を装備。また、1台の送信機に対し、受信機は最大6台までの接続が可能となるため、複数のテレビ画面に同じ映像を流すといった用途にも利用できる。

　付属の赤外線送受信アダプタを使って、接続機器のリモコン信号も伝送できる。外形寸法は送信機/受信機ともに28×103×195mm(幅×奥行き×高さ)、重量は送信機が300g、受信機が280g。