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mora、“音遺産”をDSD配信する「mora Earth」。第1弾は慶良間諸島

 レーベルゲートは、運営する音楽配信サービス「mora」において、“音遺産“をDSDフォーマットでラインナップするというプロジェクト「mora Earth」を開始。第1弾となる「Island Illusions vol.1 おきなわ音紀行 慶良間諸島編」を25日よりハイレゾで独占配信開始した。価格は2,000円。ファイル形式はDSDとFLACを用意する。

Island Illusions vol.1 おきなわ音紀行 慶良間諸島編

 レーベルゲートは、「圧縮音源では十分に伝えきれなかった楽器や声の生々しさや艶、レコーディングの現場の空気感やライブなどのディテールに触れることで、音楽をより感動的に体感できるハイレゾ音源の普及を後押しする」として、DSD専門自主レーベル「Onebitious Records」を設立。mora Earthは、その新プロジェクトで、心癒される美しい自然音や脈々と受け継がれる伝統音楽など、後世に残すべき「文化的遺産=音遺産」をDSDフォーマットで展開する。

 第1弾の「Island Illusions vol.1 おきなわ音紀行 慶良間諸島編」は、国立公園に指定された「沖縄県慶良間諸島」の自然音・波音・伝統儀式の音源をハイレゾで収録。慶良間の主な有人島、座間味島、阿嘉島、慶留間島、渡嘉敷島のホワイトサンドビーチでDSD収録した多彩な波の音を中心に、小鳥のさえずりや珍しいケラマジカの声、子どもたちのエイサー練習、古座間味ビーチでライヴ収録した沖縄各地の民謡を交え、慶良間諸島の魅力を音で凝縮したという。

 ソニー「PCM-D100」でDSDレコーディング、SonomaシステムによるDSDマスタリングを行ない、全工程をDSD 2.8MHz化している。全14曲で単曲販売はせず、アルバム販売のみ。また、SD解像度のビデオファイル(MP4)もセットで配信する。

(臼田勤哉)