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パナソニック、映像制作4Kモニター対応強化した20型「TOUGHPAD 4K」

 パナソニックは、20型の4K Windowsタブレット「TOUGHPAD 4K(FZ-Y1)」を5月10日より発売する。価格はオープンプライス。法人向けに展開し、Windows 10 Proモデルのほか、Windows 7モデルなど4モデルを用意する。

TOUGHPAD 4K(FZ-Y1)

 メモリ8GB、SSD 256GBの上位シリーズ「FZ-Y1CH」は、映像制作の対応を強化。Windows 10搭載「FZ-Y1GHBBZVJ」の直販価格は363,500円。Windows 7 Proの「FZ-Y1CHBBZMJ」も用意される。メモリ4GB、SSD 128GBの「FZ-Y1CA」もWindows 10/7の2モデルを用意する。

FZ-Y1CH

 4K/3,840×2,560ドット(アスペクト比15:10)のIPSα液晶パネルと第5世代Intel CPUのCore i5-5300 U vPro(2.30GHz)を搭載したWindowsタブレットPC。20型大画面タブレットで世界最軽量/最薄としている。製品の特徴であるタフ性能については、76cm/動作時/底面方向と30cm/非動作時/26方向の落下試験をクリアしている。

 上位機となるFZ-Y1CHシリーズは、映像制作市場向けの対応を強化。4K/60p対応のHDMI 2.0入力を標準装備し、4K/60pに対応。映像制作における4Kカメラのライブビューや撮影後のピントチェックなどで利用できる。

 新たにWindows 10対応モデルを追加したほか、映像業界向けのオプション仕様「ビデオ入力ビューワープロ」(CF-SYGAY101)を選択可能となった。対象となるのは、FZ-Y1CHとY1D(発売済のGPU搭載シリーズ)のWindows 10モデルで、HDMI入力端子からの映像信号に対し、色補正や、波形表示、静止画キャプチャーなどの機能を付加するハードウェアエンジン「ビデオ入力ビューワープロ」が追加できる。

ビデオ入力ビューワープロ

 これにより、従来のポータブルモニターでは困難な、LOG収録時の4K焦点確認や、色の確認、静止画キャプチャーなどが可能になり、映像制作現場で活躍できるシステムを手頃な予算で提供できるという。

 ビデオ入力ビューワープロ対応機種「FZ-Y1CHBBZVJ」の主な仕様は、CPUがCore i5-5300 U vPro(2.30GHz)、メモリ8GB、SSD 256GB。IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LANや、Bluetooth Ver.4.1、USB 3.0、SDメモリーカード、デジタルコンパス、加速度、照度、ジャイロセンサーなどを搭載。フロントカメラは92万画素。オプションの電子タッチペンにも対応する。バッテリ駆動時間は約1.5時間。外形寸法は475×334×12.5mm(横×縦×厚み)、重量は約2.33kg。オプションの電子タッチペンでの手書き描画にも対応する。

(臼田勤哉)