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ハイレゾプレーヤー「FiiO X5 2nd」にライブラリ検索機能などが追加

 小柳出電気商会は4日、5.6MHz DSD再生に対応したポータブルオーディオプレーヤー「FiiO X5 2nd generation」のファームウェアアップデートを開始した。最新版のVer.2.0では、新たにライブラリ・サーチ機能やライン出力のレベル調整機能などが追加されている。

FiiO X5 2nd generation

 アップデートにより、本体左上のショートカットボタン長押し、またはフォルダブラウズ画面からライブラリ・サーチ機能が使用可能になる。また、ライン出力のレベル調整機能を搭載。ラインアウトモード時に0dB(固定音量)/-3dB/-6dBの3種類を選べる。

 S/PDIF出力機能では従来のDoPに加え、新たにD2P(DSD to PCM)が選択可能になった。DSD 2.8MHz再生時は88.2kHz/24bit、DSD 5.6MHzは176.4kHz/24bitにダウンコンバートする。また、ローパスフィルタでは従来のデフォルト「シャープカーブ」(20kHz以上の帯域をシャープに減衰)に加え、20kHz以上をゆっくり減衰させる「スムースカーブ」も選べるようになった。

 そのほか、下記の機能追加・修正や、ソフトウェアのバグフィックスを行なっている。

  • 「カテゴリ」に「最近再生した曲」の項目を追加
  • 1曲再生後に停止するプレイモードのオプションを搭載
  • リプレイゲイン機能をサポート(ON時に各曲の音量のばらつきを自動検出して均質化)
  • トラックの個別削除機能を搭載(Now Playingの曲を除く)
  • 手動でメディアライブラリのデータベースをリセットできるオプションを搭載
  • USB接続時のストレージ転送速度を8MB/sに高速化
  • EQ設定を修正し、ON時の突然の音量増減を無くした
  • OTG機能を削除し、ストレージおよびDACモード時の本体機能の安定性を向上

 FiiO X5 2nd generationは「FiiO X5」の後継機で、'15年7月に発売。DSDは5.6MHzまで、PCM系は192kHz/24bitのFLAC/Apple Lossless/APE/AIFF/APEなどに対応。WAVは192kHz/64bitまでサポートする。

(庄司亮一)