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iPhone 5の「Lightning」はアダプタでアナログ音声出力対応

−2,800円でアダプタ用意。Lightning-HDMIも後日発売


iPhone 5

 9月13日にアップルが発表したiPhone 5や新iPod touch/nanoでは、充電や同期などに利用する端子が「Lightning」と呼ばれる新コネクタに変更された。

 従来の30ピンDockコネクタから、8ピンのLightningになることで、大幅に小型化。ピン数を削減したためデジタル専用端子となった。また、Lightningを採用することで、iPhoneやiPod touchなどの薄型化も実現できたほか、上下の向きを気にせず接続できる、耐久性向上といったメリットがあるという。


iPhone 5のLightning端子 Lightningの概要 Lightningケーブル

 一方で、気になるのが過去の30pinのDockコネクタ製品との互換性。iPhone/iPodスピーカーの場合は、Dockからのオーディオ出力を使って音楽再生や充電を行なっていた。多くのスピーカー製品はiPhone/iPodとDock接続して、アナログオーディオ出力を受けて、再生していた。デジタル専用のLightningではこれらの機器は使えるのだろうか?

 結論から言えば、オーディオ関連については「Lightning-30ピンアダプタ」(Apple Store価格2,800円)、「Lightning - 30ピンアダプタ (0.2 m)」(同3,800円)を使うことで、従来のDockスピーカーなどを引き続き利用可能とのことだ。

Lightning - 30ピンアダプタ Lightning - 30ピンアダプタ (0.2 m)

 この変換アダプタでは、Lightningのデジタルオーディオ出力をアナログ変換して出力する。そのためオーディオに関しては、これまで通りにDock機器を活用できることになる。また、iPhoneからのデジタル出力に対応した機器にはそのままデジタル出力するため、問題なく使えるとのこと。ただし、アダプタ経由でもビデオ信号は出力できない。

 アップルでは、「Lightning - 30ピンアダプタでは、アナログ音声、USBオーディオと同期、充電をサポートする」としており、まとめると変換アダプタ利用時の動作は以下のようになる。

  • アナログ入力対応機器:Lightningのデジタル信号をアナログ変換して出力
  • デジタル入力対応機器:Lightningのデジタル信号出力
  • アナログビデオはアダプタを使っても出力不可
変換アダプタで、Dock対応の車でもiPhone 5から音楽を楽しむ例を紹介

 オーディオに関して言えば、アダプタさえあれば、30pin Dock出力の無いiPhone 5/第5世代iPod touch/第7世代iPod nanoでも、既存のDock対応スピーカーや周辺機器などを利用できる(機器によってはアダプタのサイズなどが原因で、取り付けできない事例はあるかもしれないが)。発表会においても、「車の中で使う時などに、iPhone 5を車で充電しながら音楽を聴く」などの活用事例を紹介していたので、この点はそれほど心配無さそうだ。

 とはいえ、将来的にはスピーカーや周辺機器もLightningに移行していくと予想される。また、アップルの発表会ではこのホリデーシーズン(年末商戦)に、ボーズやJBL、B&W、バング & オルフセン(B&O)などのメーカーが、Lightning対応スピーカーを準備していることも紹介された。徐々にLightning対応機器が増えてくることだろう。

 なお、Appleによれば、「Lightning to VGAケーブルや、Lightning to HDMIケーブルも数カ月内に発売予定」とのことだ。


発表会で紹介されたJBLのスピーカー B&Wのスピーカー B&Oのスピーカー

(2012年 9月 14日)

[Reported by 西田 宗千佳/臼田勤哉]