プラズマディスプレイは「画素が自発光」という強みと同時に、画素セルの微細化が難しいという弱点を抱えていた。そのため、テレビとして現実的な画面サイズで理想的な輝度を確保しつつ高解像化を行なうのが難しく、液晶と比較して1,920×1,080ドット/フルハイビジョン対応に遅れを取っていた。
しかし、各社で技術ブレイクスルーが起こり、2005年には50V型前後の大きさでもフルHD対応プラズマディスプレイが各社より試作品として発表されるなど、50型台のプラズマでもフルHDが現実味を帯びてきた。。 今回、パイオニアはその2005年発表の試作品の完成度を上げ、ついに競合メーカーに先駆けて50V型フルハイビジョン・プラズマの発売に漕ぎ着けた。今回紹介するのは、この世界初の50V型フルハイビジョンプラズマ「PDP-5000EX」だ。
■ 設置性チェック ~設置台は29インチブラウン管テレビ程度。壁掛け設置も可能
まず、最初に確認しておこう。本機PDP-5000EXはプラズマ“テレビ”ではなく、プラズマ“ディスプレイ”だ。よってチューナーは搭載されておらず、スピーカーも実装されていないため、デジタル放送を視聴するには別売りのデジタルチューナー/レコーダ、外付けオーディオ機器が必要になる。
パイオニアの業務用PDPには画面左右に合体可能なスピーカーが純正オプションとして設定されているものもあるが、PDP-5000EXには設定がない。その意味で、PDP-5000EXの購入を検討する人は、どんな映像機器を接続するか、音をどうやって出すかといったシミュレーションをしていおく必要があるだろう。 本体は厚みこそ一般的なプラズマディスプレイパネル(PDP)と同程度の98mmだが、大きさは画面サイズが50インチ(50V型)だけに、1,282×750.5mm(幅×高さ)もあり巨大だ。パネルの重量は実に約40kg(39.8kg)もあり、とても一人では持ち運べない。成人男性二人でも抱えて階段を上がるのにはかなり苦労する。 PDP-5000EXの商品自体はディスプレイパネル単体でありスタンドは含まれない。購入時には設置に必要なスタンドや金具を同時に購入する必要がある。 スタンドはPDP-5000EX専用のもの「PDK-TS23」(53,000円)があわせて発売されており、一般的な台置き設置時にはこれを利用することになる。価格はかなり高いが専用はこれしかないので選択の余地はなし。また、この新スタンド自体にスイーベル機構はなく、画面の向きを変えることはできない。同じ50V型でもPDP-507HX対応のスタンド「PDK-TS25」ではスイーベル機構があるのに残念だ。
壁掛け設置にも対応。壁掛け設置用の取り付け金具が純正オプションとして設定されている。完全固定式が「PDK-WM05」(36,750円)、上下チルト機構付きが「PDK-WT02」(57,750円)となっており、共に金具が10kg以上の重量があり、PDP-5000EXと合体時には60kg近くになるため、設置する壁には頑丈な壁補強が必須となるのは間違いない。 液晶と異なり、PDPの特性上、やはり「ジーっ」という動作音はどうしてもする。表示中のコンテンツ側が全くの無音の時に、耳を澄ませば若干聞こえる程度で、視聴を妨げるほどではない。背面上部には4つの冷却ファンが実装されているが、通常時は回転していない。異常に発熱したときにだけ回転するアクティブ方式なので、普段はここからファンノイズが出ることはない。実際今回の一連の評価で(部屋が冷房してあったせいもあるとは思うが)一度もファンは回転しなかった。 消費電力は410Wで最近のPDPにしては大きい。同世代の同画面サイズで1,365×768ドット(WXGA)解像度機のPDP-507HXの343Wと比較しても約80Wも高い。高純度クリスタル層技術の恩恵で画素駆動が約3倍に高められたことにより、解像度がXGA程度では、それまで上下2基あった画素駆動用のドライバブロックが下側1基でよくなり消費電力低減を実現した(片側アドレス高速駆動法)。1,920×1,080ドットのフルハイビジョン解像度では画素数が多く、この工夫が使えないためにドライバブロックが従来通り上下2基配されている。同じ50V型でもPDP-5000EXの消費電力が高い原因の要因の1つはこれだ。
■ 接続性チェック ~HDMIは2系統装備。PC入力はDVI-Dで対応
テレビではなくディスプレイモニタという位置づけのPDP-5000EXではあるが、接続端子パネルは意外にあっさりとしている。
接続端子パネルは背面下部にレイアウトされており各端子群は下向き。つまり地面に向かって生えるような形で実装されている。よって、いくらPDP-5000EXが薄いからといってもあまり壁に寄せすぎると接続端子の抜き差しがやりにくくなるので注意したい。 コンポーネントビデオ入力系としてはBNC端子を1系統、入力4として持つ。ここにはやはりBNC形状の垂直駆動信号(VD)端子、水平駆動信号(HD)端子も配されており、排他的にアナログRGB接続にも利用できるようになっている。商品セットにはBNC-RCAピンプラグ変換アダプタが同梱しているので、現実的にはこれらを活用してコンポーネントビデオ接続を行なうことになるだろう。なお、D端子はない。 ビデオ入力端子としてはコンポジットビデオ入力、Sビデオ入力を1系統ずつ配備。排他接続ではなく独立した系統として入力5(コンポジットビデオ)、入力6(Sビデオ)という割り当てがなされている。 デジタルビデオ系は1080p(60/50/24Hz)入力に対応したHDMI 2系統を入力2、3として装備する。現在発売中のDVDプレーヤーやビデオレコーダをはじめ、次世代DVD機器やPLAYSTATION 3など、HDMI出力対応機器は増える一方なので、この2系統HDMI接続端子はうれしい。 PC接続としてはDVI-D端子を入力1として1系統装備し、デジタルRGB接続に対応する。アナログRGBに変換可能なDVI-I端子でなくデジタル専用のDVI-D端子のため、PC接続を行なうにはPC側でDVI端子が必要となる。 映像入力端子の他に、音声入力端子も実装されており、これは贅沢にも映像入力1~6に1対1に対応して6系統のステレオ音声入力端子を持つ。本体背面の左右両端にはスピーカーケーブル接続用のスピーカー出力端子が実装されており、適当なスピーカをここに接続することで、各入力音声を再生できる。既にオーディオシステムを構築している人はこの端子を使うことはないかもしれないが、PDP-5000EXをどうしてもテレビ的に活用したい人は別途スピーカーを用意して利用するといいだろう。 PDP-5000EXにはアンプが内蔵されており最大出力は26W(13W×2ch)。なお、パイオニアではPDP-5000EXの発売に合わせ、PDP-5000EXとの統一デザインを施したフロントスピーカー内蔵型の設置ラック「B-07」(118,000円)を純正オプションとして用意している。 この他、パイオニアのシステムリンク「SR+」用の接続端子である四芯ミニプラグが実装されている。この端子を利用してPDP-5000EXとパイオニア製のAVアンプや5.1CHホームシアターセットなどと接続することで1個のリモコン操作で全ての機器を連動操作することが出来るようになる。 ■ 操作性チェック ~豊富なアスペクトモードと充実の調整機能
画面左側下部にメイン電源があり、画面右側の側面には、機能制御用のボタン群がレイアウトされている。このボタン群はリモコン上のボタンの抜粋版という位置づけで、リモコンを万が一紛失してしまっても、一通りの機能制御や設定、調整は行なえるようになっている。コーナー置きをする場合でも、右側には手を一本入れられるくらいのスペースは空けておいた方がいい。
リモコンは縦に長いスティックタイプで、上面をアルミパネルとして高級志向なものを採用。持ったときの手応えはずしりと重く、手応えとしても高級感がある。ただし、アルミなのは上側だけで下半分から底面まではプラスチック製だったりする。 最上段にあるオレンジのボタンは電源ボタン。電源ボタンを押してから実際にコンポーネントビデオ入力の映像が表示されるまでの所要時間は約6.0秒(実測)。最近の機種としてはまずまずの早さという感じだろうか。 その直下には機能系ボタンが4つ横に並ぶ。 [SCREEN SIZE]はいわゆるアスペクト比切り替えボタン。アスペクトモードは8個。さすがにディスプレイというだけあって多彩なモードを用意している。
[AUTO SETUP]はBNCコネクタを活用してアナログRGB接続をした際の自動調整を実行するボタン。[DISPLAY]は現在、表示している入力の系統番号、映像の解像度、画調モードなどのステータス表示実行ボタン。[AV SELECTION]はプリセット画調モードの切り替えボタンになる。画調モードの切り替え所要時間は約1.3秒とこれもまあまあの早さ。 その下に並ぶ6つの数字ボタンは入力系統を指し示しており、ボタンを押すことでその系統に直接入力切り替えを行なえる。入力番号と実際の接続端子の対応は前段の「接続性チェック」を参照して欲しいが、リモコンのボタンに記載されているのは数字番号だけなので、どの数字がどの接続端子に対応しているのか直感では分かりにくい。なお、入力切り替え所要時間はDVI-D(入力1)→HDMI(入力2)が約1.6秒、HDMI(入力2)→コンポーネントビデオ(入力4)が約1.6秒(実測)と標準的な早さであった。 その下の若干のスペースを挟んでレイアウトされているのが音量調整用の上下ボタンなどと2画面表示機能制御ボタン。音声調整ボタンはPDP-5000EXに直接スピーカーを接続していなければ無関係ではある。
2画面表示機能は画面を左右に分割して異なる2つの入力系統からの映像を表示するもの(サイド・バイ・サイド表示)。S映像+S映像など同一入力の同時出力や、2系統あるHDMI入力同士を2画面表示することが出来ないという制約はあるが、それ以外は組み合わせに制限はない。DVI-DとHDMIの同時表示も可能だった。 2画面表示機能はサイドバイサイド表示モードのみで、主画面と小さい子画面を同時に表示するピクチャー・イン・ピクチャーには対応していない。
メニュー操作はリモコン最下部ブロックの[HOME MENU]ボタンを押してメニューを呼び出し、十字キーでカーソル操作、[ENTER]ボタンでメニューアイテムの選択を行なう。メニュー操作のキャンセルや一段階上層に戻るための操作は専用のボタン[RETURN]があるので分かりやすい。 画質調整項目は「コントラスト」、「明るさ」、「色の濃さ」、「色あい」、「シャープネス」といった基本画調パラメータの他、「プロ設定」メニュー階層下に入ることで「色温度」の調整も行なえる。色温度プリセットとして「低」「中低」「中」「高中」「高」の5段階の他、手動で各RGBのオフセットとゲインを調整できる。
PDP-5000EXにも調整結果を記録しておくユーザーメモリは存在するがその管理概念が少々変わっている。 まず、用意されている4つのプリセット画調モードのうち「ダイナミック」(プリセット値固定)を除く3つと、「AVメモリー」と呼ばれる「標準」画調モードで初期化された画調モードの合計4つがユーザーエディット可能となっている。エディット結果は入力系統ごとに独立管理されて記憶され続け、PDP-5000EXの電源を落としても消えない。なお、プリセット画調モードは「初期状態に戻す」でいつでも工場出荷状態に戻すことが可能。まとめると「各入力系統ごとに計4個の設定状態を記憶しておけるユーザーメモリーが存在する」ということだ。 このユーザーメモリは前述の基本的な画調パラメータだけでなく、パイオニアの高画質化ロジックの動作モードに関する「ピュアシネマ」、「CTI」(Color Transient Improvement)、「DNR」(Digital Noise Reduction)、「DRE」(Dynamic Range Expander)、「動き補正」といった設定や、音声のイコライジング設定やSRSサウンドシステムの機能設定などの音声関連設定についても記録される。 さすがはディスプレイモニタ。設定の自由度はかなり高い。
■画質チェック ~色深度も深く、階調性も良好。画素描写力も文句なし
今世代のパイオニア製PDPの根幹となっている技術といえば、なんといっても「高純度クリスタル層」(クリスタル・エミッシブ・レイヤー)だ。画素セル内の表示面側の内側に形成する薄膜層で、画素セル内の放電速度を従来の3倍に高める効果をもたらす。この効果により発光効率が22%も向上、黒表示時の予備放電「種火」も抑えることができ暗部の沈み込みをさらに実現した。 70V型以上の大画面はともかく、現実的な50V型程度のPDPでフルHD化が難しかったのは、高解像度化に伴う画素セルの開口率低下で画素発光が暗くなってしまうことが、大きな要因のひとつとなっていた。この高純度クリスタル層技術によりこの問題をある程度克服、PDP-5000EXの製品化に漕ぎ着けたというわけだ。 さて、実際にPDP-5000EXを見てみると、確かに1,920×1,080ドットというパネル解像度は圧倒的。パイオニアの1,024×768ドットの長方画素系パネルや1,365×768ドットのWXGAパネルのPDPを見慣れていた筆者からすると、PDPでこの画素の緻密度には感動すら覚える。 ただし、1つだけ、あることにも気づく。それは720p対応PDP製品と比較すると画面が暗いという点。もちろん実用的に不満はないのだが、パイオニアの42V型の720p対応PDPが1400cd/m2という明るさを実現していたのと比べると、PDP-5000EXの明るさは数十%減という感じだ。同じ50V型で比較したとしても、画素数が100万から200万に増えて1画素あたりの面積が半分になっているのに発光効率が22%増程度では単純計算でも元の明るさにならないのは当たり前ではある。実際、PDP-5000EXでは公称輝度スペックを明かしていない。単純にスペック値だけで比べて欲しくないという判断なのだろう。 量販店の無駄に天井照明が明るい商品展示コーナーではPDP-5000EXはやや不利に見えるかもしれない。しかし、実際に、家庭で見る限りでは蛍光灯照明下でも見ても不満はなく、あくまで「相対的に見て暗いかな」という程度。もっとも、720p対応PDPからの乗り換え組は最初違和感を覚えるかもしれない。
PDPといえば、各RGBのサブピクセルの分離感や“ぼやけ”を気にする人もいるが、PDP-5000EXの画素は非常に“密”な感じでクリスピーだ。面表現でもほとんど粒状感を感じない。 これは、今世代でさらに極まった「新ダイレクトカラーフィルタ」による恩恵が大きい。これは表示面側のガラス基板に直接カラーフィルタを形成させる技術で、表示面側のガラス厚を徹底的に薄くすることを実現する。これにより外光の多重反射を抑え、画素セルから出力光が乱反射して他の画素セルからの出力光と干渉することを低減できるようになった。つまり、各画素セルの出力光を阻害する要因を徹底排除したことにより、画素が理想通りに高品位に見えるというわけだ。デジカメでもCCD画素数が多くてもレンズの品質が悪いと撮影された写真の解像感がイマイチだったりする。PDP-5000EXの映像は、画素数も多く、レンズの品質も高いデジカメで撮影したようなトータルな高解像感を実現できている感じだ。 色深度は驚くほど深い。2色混合のカラーグラデーションを表示させても疑似輪郭がなく非常にアナログ感のある色表現となっている。 発色もPDPとしてはかなり上質。純色は緑が鋭く、青がとても深く感じ濃厚だ。赤もPDP特有の朱色感は許容範囲内に抑えられ、ちゃんと赤に見える。緑や青のパワーとのバランスを考えるともうちょっと深い赤が欲しいが、PDPという原理方式を考えればこれはこれでがんばっていると思う。 人肌などの質感も良好。心持ち黄色が強い気もするが全体としてのバランスは良く、違和感はない。色表現のダイナミックレンジが幅広く微妙な色ディテールも描き出してくれるために、肌の微妙な透き通った質感もリアルに見える。 明暗の階調表現も非常にリニアリティに富んでおり優秀だ。明滅頻度で階調を作り出す時間積分型階調表現のPDPでは、暗部階調にディザノイズやちらつき、疑似輪郭が出てしまうため、従来のPDPでは、この弱点をあの手この手でごまかしてコントラスト感だけで乗り切ろうとしていた流れがあった。今年発売となったこのPDP-5000EXはもちろん、高純度クリスタル層技術の実用化がなされた2005年のパイオニア製パネルからは、この弱点が消え失せている。黒いグランドピアノに映り込んだ情景表現、濃い色のセーターの編み目、黒っぽいスーツのシワの陰影など、従来のPDPでは悪夢ともいうべき映像がPDP-5000EXではキッチリと表現できている。液晶のリニアリティが好きでどうしてもPDPを認められなかった筆者も、これならば納得だ。
なお、PDP-5000EXでは、1,920×1,080ドットの1080pを入力したときには「一部機能に制限があります」と小さく但し書きがあるが、どういう制限があるのかが明記されていない。これについて調べてみたが、1080p入力時には「ピュアシネマ」、「CTI」、「DNR」、「MPEG NR」、「ダイナミックコントラスト」、「黒伸張」、「ACL」が「しない(オフ)」固定となるようだ。おそらく高画質化ロジックのメモリが足りないか、動作速度が間に合わないためだと思われる。まあ1080pは現時点ではPC入力やその他の特殊用途でしか使われないので実害は余り無いかもしれないが。
■ まとめ ~プラズマ最高の画質。価格とテレビ製品でない点がネック? パイオニアの最新技術の粋を集めて作られた製品だけあり、その画質レベルはかなり高い。確かに画素数増加に伴う開口率低下のためか、720p対応PDPクラスと比べるとやや暗いことは否めないが、実用性には問題なく、なんといってもその圧倒的な解像感がこの弱点を補って有り余る。 色表現もPDPの中ではトップクラス。高画質化ロジックの有効活用にはユーザー側の技量が必要になるが、いずれにせよ、フラグシップ機にふさわしい高画質性能は有している。 ただ“商品”としてみると全く問題がないわけではない。1つはテレビではなくディスプレイモニタであるという点だ。テレビとして使用するためには外付けデジタルチューナや、ハイビジョン対応型ビデオレコーダが必要になり、音を出すにはスピーカーも必要で、セッティング面でも活用面でも手軽さはない。PDP-5000EXを購入するに当たっては、念入りな活用&セッティングシミュレーションが必要で、中級者向け以上の製品といえるかもしれない。「テレビではない」のだから、テレビの買い換え派に、無理に薦めるのは難しい。 また、画質は筆者が知る限りで、PDP機では現在トップに立っていることは保証するが、一般消費者の視点から見た場合、コストパフォーマンスの点で厳しい部分がある。PDP-5000EXはフルハイビジョンだとはいえ、50V型のモニタで実勢販売価格が90万円前後。かたや液晶ならばシャープの45V型AQUOS LC-45GE2がフルハイビジョンで40万円前後。プラズマでも65V型フルハイビジョン機VIERA TH-65PX500が80万円前後。もちろん、PDP-5000EXにはフルハイビジョンで1080p入力対応という要素を持ってはいるが、価格面での他社製品との真っ向勝負はなかなか厳しいといわざるを得ない。 現時点では、「PDP究極画質を求める玄人向け」だ。本当の勝負はPDP-5000EX相当のパネルにデジタルチューナを組み合わせたテレビ製品が、競争力を持った価格で登場してからだろう。
□パイオニアのホームページ (2006年6月29日) [Reported by トライゼット西川善司]
AV Watch編集部 |
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