最近、LCOSといえば、ソニーのSXRDが表舞台に出ることが多く、認知度もSXRDの方が高いかも知れない。しかし、ビクターの方が古くから民生向けLCOSパネルの量産を行なっている。そんなLCOSパネルの老舗、ビクターが本気モードで制作したといわれるのが「DLA-HD1」だ。 これまで「ものはいいのに」と言われることも多かったビクターのDLAシリーズだが、今回の「DLA-HD1」は「打倒! ソニー、VPLシリーズ」的なデモンストレーションを各所で展開しており、その実力は気になるところ。今回は仮想敵ともいえるソニー「VPL-VW50」を意識しつつ、じっくりとその実力を検証した。
■ 設置性チェック ~シリーズ初の広範囲レンズシフト搭載
ボディを見ての第一印象は「小さくなった」ということ。ソニーがVPL-VW100からVW50で行なったのに近い小型化が、DLA-HD1でも行なわれた。DLA-HD1のサイズは455×418.5×172.5mm(幅×奥行き×高さ)で、2006年に発売された上位モデル「DLA-HD1xK」(DLA-HD11K、DLA-HD12K)の496×574×175mmと比較するとふた回りは小さくなっている印象だ。 ボディカラーは黒と白が用意されるが、投射レンズ周囲のベゼルはシルバー固定。その関係か、配色的には意外にも白の方がシックで、黒モデルは可愛らしい雰囲気がある。 奥行き方向に縦長のVPL-VW50と違い、DLA-HD1はボディ形状が横長になっているのが特徴的。奥行き方向は40cmをわずかに超えているが、底面の前面側の脚部と奥側の脚部との距離がわずか23cmなので、天板の奥行きが30cmもあればオンシェルフ設置(疑似天吊り設置)は可能だ。疑似天吊りの条件は、奥行き方向に長いVPL-VW50よりもややDLA-HD1の方に軍配が上がる。
もちろん、天吊り設置に対応しており、専用オプションとして「EF-HT11」が設定されている。DLA-HD1xKの天吊り金具も高かったが、今回もかなり高価で73,500円。専用設計なのでDLA-HD1xKの天吊り金具は流用できない。このあたりはVPL-HSシリーズの天吊り金具が流用できるソニーと比べるとまだ敷居の高い部分と言える。 システム面では、DLA-HD1xKから大きく変更された。DLA-HD1xKでは、映像を投射するプロジェクタ本体(プロジェクションヘッド)とインターフェイスや映像処理回路をまとめたビデオプロセッサユニットの2ユニット構成だったが、DLA-HD1は一体型となった。 また、DLA-HD1xKは投射レンズの焦点距離でロングとショートの選択が可能であったが、DLA-HD1ではレンズは標準搭載の1種類のみになっている。価格もDLA-HD11K(169万5,750円)やDLA-HD12K(236万2,500円)の半分以下の798,000円とかなり安価となった。安価になったとはいえ、依然、フルHD透過型液晶プロジェクタの倍、ライバルのソニーVPL-VW50(735,000円)よりも高価ではある。
投射レンズは2.0倍ズームレンズ。100インチ(16:9)の最短投射距離は、低価格普及機並みの約3.0mを実現しており、さらに、ズーム倍率が高いため、倍の約6.0mの投射距離をとっても画面サイズを100インチ(16:9)に抑えることが出来る。 レンズシフトにも対応し、シフト量は左右±34%、上下±80%。左右シフト±34%は天吊りや台置きなどで射線上にある照明器具などの障害物を回避して投射できるレベルだ。また、上下±80%は、オンシェルフ設置において、天地逆転しなくてもほぼ理想の位置でスクリーンに映像が投射できる。DLA-HD1xKでは左右シフト未対応、上方向のみ+60%シフトという限定的なものだったので、これは大幅な改良といえる。 レンズシフト調整、ズーム調整、フォーカス調整はいずれも手動式。価格的には半額の「TH-AE1000」や「LVP-HC5000」、さらにライバルのVPL-VW50が電動式を採用しているので、この点はちょっと残念だ。度々書いているが、視聴位置から、4:3映像をスクリーン一杯に拡大するときに電動ズーム、フォーカス、シフトは便利なのだ。さらに、電動ズーム、フォーカス、シフトの状態、4:3と16:9の2モードをメモリして、随時呼び出せるとかなり便利そうだ。 光源ランプは200Wの超高圧水銀系ランプ。出力は200WでDLA-HD1xKと同じだが、新世代のランプを採用し、さらに独自のランプ光学系「Optimum Color Illumination」も改良されたことにより、DLA-HD1xKから100ルーメン分輝度性能が向上している。ランプ世代が新しくなったことにより、光源ランプもDLA-HD1専用の「BHL5009-S」となった。嬉しいことに、価格も23,100円へと引き下げられている(DLA-HD1xK用は26,250円)。本体価格だけでなくランニングコストも下がっていることになる。ちなみにライバルのVPL-VW50の交換ランプはみ42,000円なので、競合と比較してもランニングコストは安い。 投射レンズの左右にスリットがある顔立ちはDLA-HD1xKとよく似ているDLA-HD1ではあるが、エアフローデザインは全く異なっている。 DLA-HD1xKでは前面吸気、後方排気となっていたのに対してDLA-HD1では正面右スリットから吸気、正面左が排気となっている。左右と後面には排気スリットがないのでオンシェルフ設置時などでは、それほど周囲に気を使わなくてよい。吸排気スリットからの光漏れは皆無だ。
静音性能はカタログスペック上では25dBとなっているが、これはランプ駆動モードを低輝度(170W)とした場合。フルスペックの700ルーメン、高輝度200WモードだとDLA-HD1xK(カタログ値27dB)に近い騒音レベルになる。近くにいると動作音が聞こえるが1mほど離れれば気にならないといった感じだ。このあたりは液晶御三家やライバルのVPL-VW50に及ばない部分だ。
■ 接続性チェック ~接続端子パネルはシンプル。HDMI入力を2系統装備
接続端子パネルは背面左部にレイアウトされている。本体が横長の割にはずいぶんとこぢんまりとしている。デジタル入力端子としてはHDMI入力を2系統装備。PC入力は備えていないが、HDMI-DVI変換アダプタを用いたHDMI入力からPCとのDVI接続は行なえた。 コンポーネントビデオ入力はRCAピン端子1系統のみで、D端子はない。また、コンポーネント入力からは1080p映像信号の入力は行なえず、1080p入力はHDMIを利用する必要がある。また、S映像入力と、コンポジットビデオ入力を備えている。この他、サービス/メンテナンス用のRS232Cがあるのみ。意外にも外部機器連動用のトリガ端子が実装されていない。
■ 操作性チェック ~ついに新デザインのリモコンを採用!
DLA-HD1xKでは、プロジェクションヘッド用とビデオプロセッサ用の2つのリモコンを使うという、難易度の高い操作系となっていたが、DLA-HD1では、本体の一体化もあり改善された。 リモコンも、DLAシリーズが長年流用し続けてきた“あの”小さいリモコンではなく、新デザインの見栄えのよいものに変更となった。 ただ、リモコンの底面の窪みに人差し指をあてがうと十字キーではなく、入力切換ボタンと画調モード切り替えのボタンの方に親指がくる不思議なデザインになっている。十字キーに親指が来るような窪みをもう一つ付けて欲しかったような気もするが、「DLA-HD1ユーザーは十字キーよりも入力切換や画調モード切り換えの方の使用頻度が高いはず」という開発者の意図が込められているのかも知れない。
暗闇で鈍く光る蓄光式の[LIGHT]ボタンがあり、ここを押すと、リモコン上の全ボタンが自照式(LED)でオレンジに発光する。ボタンの大きさはやや小振りだが、ボタンの発光自体ははっきりしていて、ボタン上の表記は読める。ただ、画調モードのCINEMA、NATURAL、DYNAMICに対応するボタンが[C][N][D]という一文字なのはどうかと思うが。 最上段には電源オン、電源オフのボタンが誤操作防止のために左右離れてレイアウトされている。電源オン後、D-ILAのロゴが表示されるまで約25秒、HDMI入力されている映像が表示されるまで約32秒と、最近の機種としてはやや遅め。D-ILAロゴは非表示設定に出来るが、非表示としても入力映像が表示されるまでの起動時間は変わらない。 入力切換端子は、[HDMI1]、[HDMI2]、[COMP.](コンポーネントビデオ)、[VIDEO](コンポジットビデオ)、[S-VIDEO]という具合に各入力に対応した個別のボタンをレイアウトしており、希望の入力に一発で切り換えられる。所要時間はHDMI→コンポーネントビデオで約2.5秒、コンポーネントビデオ→Sビデオで約1.2秒と、標準的。希望の入力に直接切り換えられることもあって、ストレスなく快適だ。 アスペクト比切換は入力切換ボタンと同列に列んでいる[ASPECT]ボタンで順送り式に行なう。用意されているアスペクトモードは「4:3」「16:9」と、4:3映像にレターボックス記録された16:9を切り出して全画面表示する「ズーム」の3モード。アスペクト比切換は、操作を行なった瞬間に切り替わる。
プリセット画調モードは[C][N][D]ボタンに割り当てられた「シネマ」「ナチュラル」「ダイナミック」の3種類。画調モードの切換も対応するボタンを押すだけで一発で切り換えられる。 調整可能な画調パラメータは「コントラスト」、「明るさ」(ブライトネス)、「色のこさ」、「色あい」、「シャープネス」といった一般パラメータのほか、「色温度」、「ガンマ」に加え、「DNR」(デジタル・ノイズ・リダクション)、RGB各原色単位のブライトネス調整ができる「オフセット」など。これらのパラメータは3つのユーザーメモリ(1~3)に登録することが出来る。ユーザーメモリは入力系統ごとではなく、全入力で共有される。 色温度は「低」「中」「高」のプリセットのほか、各RGBのゲインを調整してのオリジナルの色温度モード作成が行なえる。ユーザー色温度は「ユーザー1」「ユーザー2」として登録が可能だ。この色温度のユーザーメモリも入力系統ごとではなく、全入力で共有される。 ガンマは「ノーマル」、「A」、「B」、「C」の4タイプが選べるが、A、B、Cがどういうコンセプトのカーブなのかマニュアルにも説明がない。ユーザーを突き放した感じは従来のビクター製プロジェクタでもあったが、マニュアルにももう少し民生機らしい親切さがあればよいとは思う。ちなみにプリセット状態では画調モード「シネマ」では「A」、「ナチュラル」では「ノーマル」、「ダイナミック」では「C」が選択されている。 画調パラメータの調整は基本的にメニューを開いてから行なう。使用頻度が高めの「色のこさ」、「シャープネス」、「コントラスト」、「ブライトネス」については、リモコンに直接パラメータを上げ下げできる[COLOR ±]、[SHARP±」、[CONTRAST ±]、[BRIGHT ±]ボタンが実装されている。このほか、ガンマモードや色温度を順送り式に切り換えられる[GAMMA]、[COLOR TEMP]も実装されており、調整の際の操作性は悪くない。 使ってみて意外に便利だと感じたのは、現在の入力信号のタイプをワンボタンで表示してくれる[INFO]ボタンの存在だ。AV機器やゲーム機からの出力映像の形式がユーザーの希望通りのものか、メニューを開かなくても確認できるのが、上級ユーザーにはありがたい。
逆に残念と感じたのは[TEST]を押すことで実行できるテストパターン表示機能。せっかくのテストパターンなのに、これを表示しながら画調パラメータが調整できないのだ。自然界にはない原色のバー表示やモノカラーグラデーションの表示を見ながら色バランスやガンマを調整したいユーザーは多いはず。今の状態では、なんのためのテストパターン表示機能か分からないので、これはアップデートを望みたい。 ■画質チェック ~DLPを超えたネイティブコントラスト15,000:1 黒が本当に黒いプロジェクタの映像
DLA-HD1のパネルは、いうまでもなく、ビクター独自の反射型液晶(LCOS:Liquid Crystal Silicon)パネル、「D-ILA(Direct drive Image Light Amplifier)」だ。解像度はフルHD/1,920×1,080ドットパネルだが、DLA-HD1は新世代の0.7型D-ILAパネルを採用している(DLA-HD1xk以前は0.82インチ)。
シュリンクしたということは製造コストが下がるというメリットと、開口率も下がるというデメリットも出てくる。DLA-HD1の本体価格低減はこのパネルシュリンクの効果が少なからずあったとは思うが、開口率についてはどうか。 実際に画素を見くらべてみると分かるが、透過型液晶パネルよりも画素を区切る格子筋は圧倒的に細く、全く気にならない。なお、依然開口率は透過型液晶の2倍近い90%に近い値だと言うことなので、開口率低下は誤差レベルといっていいと思う。 今回の新パネルはシュリンクだけがトピックではない。 新開発の画素間ギャップ(画素を縦横に区切る格子筋)においても配向膜の形成を平坦化する技術を適用しており、格子筋のところの迷光を徹底低減している。映像を見てもらえば一目瞭然なのだが、ソニーのSXRDはもちろん、DLP系と比較しても画素格子筋がスッキリと黒みが濃いのが実感できるがすごい。全黒表示したときの黒浮きは、そうした迷光に大きな原因があった。これが改善されたことで、黒の締まりが限りなく部屋の暗さに近くなった。 新パネルもう一つのトピックは液晶そのものが変わっているという点。新世代D-ILAパネルは新しい液晶素材を採用しており、さらには液晶層の厚みを3.2μmから2.3μmに薄層化したことで、光量損失を低減させている。薄層化は応答速度にも効いてくるが、実際、今回の新D-ILAパネルでは応答速度がネイティブで従来の8msから4msへと劇的に高速化された。今回の新パネルはLCOSの老舗の意地のような気迫を感じる。 公称輝度は700ルーメン。蛍光灯照明下でも映像の概要自体は問題なく見えるし、PC画面やCG映像であれば違和感なく見られてしまう。ただ、輝度だけで比較すれば透過型液晶御三家の方がやはりずいぶんと明るいとは思う。 公称コントラストは15,000:1。これは、動的絞り機構を使わないネイティブコントラストで、DLPプロジェクタをも上回る値だ。液晶シャッターを根幹原理としたLCOSデバイスが、光の軌道を物理的に操作するDLPデバイスをネイティブコントラストで上回るのは感慨深い。 15,000:1というネイティブコントラストの秘密は、前述した配向膜の画素間ギャップにおける平坦化に加えて、新開発の偏光板の効果によるところも大きい。 反射型液晶(LCOS)では入射光をLCOSパネル側に照射してその映像としての出力光を投射系に導く。ポイントは入射光系と出力光系が交叉する光学系が存在すると言うところ。ここに偏光板が仕掛けられているので理想論的には光源からの光は全てLCOSパネル側に投射されるはずなのだが、ここでも偏光板の精度によって迷光を発生させてしまっている。
DLA-HD1では、この偏光系にナノメートル・オーダーの無機物質リブを形成した新開発のWireGrid式の偏光板を組み込んだことで迷光を徹底低減させることに成功したのだ。ビクターによれば平坦配向膜とWireGridの相乗効果により、システムとしての実効コントラストは5倍にまで向上したという。 実際、DLA-HD1の投射映像のコントラスト感は投射映像系のそれとしてはかなり凄い。平均的なDLPプロジェクタは優に超えている。最大輝度が700ルーメンでコントラスト比15,000:1ということは暗い色の暗さでコントラストを稼いでいるわけで、どれだけ暗色が暗いかということだ。ちなみに話が前後したが、なんとDLA-HD1には絞り機構は搭載されていない。「ネイティブコントラストが十分過ぎるから不要」という発想なのだ。 プロジェクタ評価の際、プロジェクタ映像の黒色にとっては最悪ケースとなる、全白背景の中央にモノ・グレースケールを表示させて、その中の暗部や黒色の沈み込みを評価している。しかし、DLA-HD1ではこのテストでも黒や暗部が、背景側の白の明部によって持ち上げられず、ちゃんと理想に近い沈み込みを実現しているのだ。 階調表現も優秀だ。暗部は十分に暗いし、明部へもリニアに繋がる感じだ。黒浮きが徹底して少ないことから、暗部全体の階調表現が豊かで、中暗部表現に立体感すら感じるのは感動的。 発色はやや彩度が強めで記憶色に振ったチューニングで、民生向け、一般ユーザー向きになっていると感じる。純色の発色も良好だ。青や緑には伸びがある。赤は水銀系ランプの色ではあるが、朱色っぽさはうまく低減されている。このあたりの表現力はDLA-HD1xKの遺伝子をうまく受け継いでいる。
色深度(色ダイナミックレンジ)もかなり深め。階調表現の優秀さとの相乗効果で、色分解能の高さも相当なものだ。色ディテール表現が優秀で、実写系の映像は、SDでも解像感が増して見えるほど。映像に眠っていた色情報を目に分かる形で描き出してくれるという実感だ。人間の視覚では特に敏感だと言われる人肌の表現などを気にしながら見るとこのことが理解できると思う。女性の肌などは肌に浸透して出てくる透き通った感触が実感できるほど。 広範囲シフトに対応したレンズシフト機能を採用したことで、フォーカス力や色収差などの具合が気になると思う。 フォーカス性能については文句なしのレベル。今回横方向に若干、下方向に30%ほどシフトしたオンシェルフ設置で評価したが、画面全域でかなり精度の高いフォーカスが得られていた。前回のLVP-HC5000も優秀だったが、それよりもさらにフォーカスムラは少ない。色収差は、中央と外周でズレ方の違う半ドット以下程度あるが、解像感には影響はないレベル。
■ まとめ ここ数カ月見てきた透過型液晶御三家と比べ、価格が2倍する分、画質はDLA-HD1の方が優れている。ただ透過型液晶御三家はDLA-HD1の半分の画質しかないかというとそんなわけではない。 また、あえて液晶御三家が優れているところを探すならば、絶対輝度が高い分、出色の絶対的なダイナミックレンジの広さはDLA-HD1よりも優れているかもしれない。明るい南国の情景シーンのような、色域の最大領域を多用するような映像に限定すれば、700ルーメンのDLA-HD1よりも豊かに見えることもあるだろう。 '98年の初代D-ILAプロジェクタを見てきて、今回のDLA-HD1でやっと、長々と続いてきた民生向けD-ILAプロジェクタ製品の「最初の完成形」にたどり着けたようだと、心底思った。今までのDLA-HD2K、DLA-HD1xKなどは「分かる人にだけ買ってもらえばいい」という感じで、民生向け製品としては万人に勧めにくいところがあったのだが、今回のDLA-HD1はそうではない。D-ILA技術の進化の他に、製品としての完成度の高さを感じることができ、やっと一般的なユーザーが普通に使って満足できるハイエンドプロジェクタ製品となった感がある。 サイズを小さくして一体型とし、騒音も低減。レンズシフトも搭載して、リモコンも新調。画質は今冬最強レベル。遅いといえば遅いビクターの“本気”だが、この本気はかなりVPL-VW50に脅威を与えていると思う。798,000円はやや高いかもしれないが、画質のグレードを考えれば、ハイエンドDLPプロジェクタより安く、競争力のある価格だ。
□日本ビクターのホームページ (2007年3月1日) [Reported by トライゼット西川善司]
AV Watch編集部 |
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