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日本ビクター株式会社は、フルHD D-ILAプロジェクタ「DLA-HD1」を2007年1月下旬より発売する。価格は798,000円。
新開発の第2世代0.7型/1,920×1,080ドットD-ILAデバイスを搭載し、業界最高というネイティブコントラスト15,000:1を実現したフロントプロジェクタ。デバイス単体でのコントラストは2万:1を達成しているという。輝度は700ルーメン。 新開発の無機液晶材料と新配向方式の採用により、入射光に対して液晶分子を平坦化。散光や回折などによる漏れ光を大幅に低減し、デバイス単体のコントラストが従来の5,000:1から、20,000:1まで向上したという。また、応答速度も従来の8msから、4msに高速化された。
また、光学エンジンも一新。レンズは新開発のフジノン製で、光学2倍ズーム(F3.4~4.3)の13群16枚オールガラスレンズを搭載。色収差を低減させ、画面周辺までフォーカスと解像度の高い映像出力を可能とした。100インチの投射距離は、3.01~6.08m。上下80%、左右34%のレンズシフト機能も搭載する。 また、従来のプリズムに変わり、「ワイヤーグリッド」と呼ばれる偏光板を採用。目では見えないほど微細なアルミリブを配したガラス基板で、黒画面時のレンズ側への光漏れを大幅に低減し、コントラスト性能を改善。デバイスや光学エンジンのコントラスト性能が高いため、絞り機能を備えることなく、高コントラストな映像再生を実現できる。 映像エンジンはジェナム製の「GF9351」を搭載。ジャギー低減の「FineEdge」、プログレッシブ化回路「TruMotionHD」、輪郭強調/ノイズリダクション技術「FidelityEngine」、Y:Cb:Cr=4:4:4映像信号にアップサンプリングする「RealityExpansion」などを統合したプロセッサで、HD映像やDVDの高画質化を図っている。 ランプは200Wの超高圧水銀ランプで、レンズ交換部を本体側面に用意することで、天吊り設置時でも金具から外すことなくランプ交換が行なえる。また、前面吸排気機構を採用し、壁に近づけて設置可能としている。ボディカラーはホワイト。IFAやA&Vフェスタに参考出展されたモデルでは、ブラックの筐体を採用していたが、リビングでの設置などを想定して、日本の一般的な部屋に馴染みやすいカラーを採用したという。
入力端子はHDMI×2、コンポーネント×1、S映像×1、コンポジット×1。HDMIは1080p(60/50/24Hz)入力に対応する。コントロール用のRS-232C端子も装備。騒音レベルはノーマルモード時で25dB。消費電力は280W。 外形寸法は455×418×172mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11.6kg。リモコンやレンズキャップが付属する。
□日本ビクターのホームページ ( 2006年11月14日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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