「宮﨑駿イメージボード全集」、となりのトトロ今日発売

「宮﨑駿イメージボード全集 3　となりのトトロ」
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岩波書店は、スタジオジブリ責任編集「宮﨑駿イメージボード全集」の第3弾「となりのトトロ」を、3月5日に発売した。B4判変型、176ページで、価格は6,380円。

映画監督かつアニメーターでもある宮﨑駿が、自ら手掛けた絵(イメージボードやストーリーボードなど)を可能な限りすべて集めた画集。原画から高精度スキャナーで読み込むことを基本とし、原画と変わらぬ色彩やタッチなどの風合いの再現を目指して制作されている。

すでに関連書籍で紹介されている絵も高画質で掲載。未発表作品も多数収録する。

大判の判型(350×257mm)とすることで、原画と同じ大きさ、または近いサイズで絵を掲載しているのも特徴。ページに収まりきらないものは視認性を考慮しつつ縮小している。

第3弾「となりのトトロ」では、屈託のない子どもの一瞬や独特のキャラクターを描いたイメージボードから、物語を膨らませてつくられた作品の制作過程で洗練を重ねた、生命感あふれる全219枚が収録されている。

各巻末には、作品に即した逸話や絵の誕生経緯を語る、鈴木敏夫プロデューサーの新規インタビューも掲載。昨年12月に第1弾として「風の谷のナウシカ」、第2弾として「天空の城ラピュタ」が発売中。

今後の発売スケジュールは、第4弾として7月に「ナウシカ前史」を発売予定。その後も「魔女の宅急便」や「紅の豚」、「もののけ姫」といった宮﨑駿監督の劇場用映画、「耳をすませば」や「ゲド戦記」など制作に携わったスタジオジブリ劇場用映画、「On Your Mark」やジブリ美術館オリジナル作品、テレビアニメ作品などの短編映画、初期作品なども収録が予定されている。