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「君たちはどう生きるか」UHD BD今日発売。「UHD BDとBDをぜひ見比べて」
2024年7月3日 17:00
ウォルト・ディズニー・ジャパンは、宮﨑駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」の4K Ultra HD Blu-ray/Blu-ray/DVDが7月3日に発売した。価格はUHD BD+BD版(品番:VWBS7536)が11,880円、BD版(VWBS7535)が7,480円、DVD版(VWDZ7535)が5,170円。
スタジオジブリ作品のUHD BD化は今作が初めてで、UHD BD版はこちらもスタジオジブリ初となるDolby Vision、Dolby Atmosで収録される。BDとDVDのレンタルも同日スタート。
UHD BD版のパッケージには、宮﨑監督が一番初めに描いた主人公・眞人のイメージボードと、青サギ/サギ男が描かれた第3弾ポスタービジュアルが採用されている。
UHD BD発売を記念し、スタジオジブリの撮影監督・奥井敦氏とポストプロダクション担当の古城環氏のインタビューも公開された。両名とも、長年スタジオジブリ作品の制作にかかわっており、パッケージ制作では、奥井氏が映像関連を、古城氏が音響関連を担当している。
劇場映画の制作担当者がパッケージ制作も一貫して担当する体制は珍しいといい、「制作現場でどういう問題が起きて、なんでこういう形になったかを全部分かっているので、品質保証ができるのがスタジオジブリ作品の強みです」だと強調する。
スタジオジブリのパッケージ制作は、映画の完成後、最初の試写で宮﨑監督が観た通りのものを再現することを目標としており、過去作のBD化の際にはジブリフィルターとも称されるフィルムの質感を意識した調整が行なわれてきた。
今回の「君たちはどう生きるか」についても、全編に渡って繊細な微調整を実施。冒頭の灯火管制下の夜の街や火事の様子など、宮﨑監督の過去の作品に比べ暗い場面が多い点について、奥井氏は「HDRの特性でもある暗い部分と明るい部分の輝度の高さを利用し、暗闇の表現を作りこんだ」と語り、「DVD、ブルーレイ、4K UHDそれぞれでの良さで作品を楽しめるものとして制作しているが、4K UHDはブルーレイと同梱されているので、ぜひ見比べてその違いを確かめてほしい」とも付け加えた。
音響を担当した古城氏は「静かなシーンが多い中での音作りは空間表現を大切にして作り込んだ」と言い、さらに「映画館で見るのと同じように音に包まれているような環境で作品を楽しむことができると思う。手元に飲み物やポップコーンを用意して、一気に見てほしい」と語っている。
また、7年という異例の独占密着で、スタジオジブリで起きていたことを浮かび上がらせる2時間のドキュメンタリー『宮﨑駿と青サギと… ~「君たちはどう生きるか」への道~』のBD/DVDも、7月3日に発売された。2023年12月16日にNHKで放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀 ジブリと宮﨑駿の2399日」に未編集素材を加え、再編集を行なった完全版。価格はBD版(VWBS7550)が5,170円、DVD版(VWDZ7550)が4,180円。