ニュース

レグザから“今年一番明るい”RGBタンデムOLED。独自のWアルミ放熱で輝度大幅アップ

4K有機ELレグザ「X990S」シリーズ

TVS REGZAは、最新RGBタンデムパネルとタイムシフトマシン機能を搭載した4K有機ELレグザのフラッグシップ「X9(X990S)」シリーズを、10月16日より発売する。価格はオープンで、市場想定価格は55型が55万円前後、65型が68.2万円前後。

有機EL「X9(X990S)」シリーズ
・65型「65X990S」 68.2万円前後 10月16日発売
・55型「55X990S」 55万円前後 同上

65型4K有機ELレグザ「65X990S」

2025年春に発売した4K有機EL「X9900R」シリーズの後継。LGディスプレイ開発の最新世代有機ELパネル“RGBタンデム”を採用するとともに、新たに開発した独自の放熱システムを導入。

パネルが持つ輝度性能を最大化することで、「現在発売されているどのRGBタンデムモデルよりも、X990Sは高いピーク輝度を実現している。今年一番明るいRGBタンデム」(発表会説明員)になっているという。

なお、同時発表されたフラッグシップ4KミニLED液晶レグザ「Z9(Z990R)」シリーズは、別記事を参照のこと。

独自の高放熱システム開発。パネル性能を最大化

65型4K有機ELレグザ「65X990S」

26年版の最新RGBタンデムパネルを搭載。赤×1、青×2、緑×1から成る合計4つの発光層で、自発光ならではの高いコントラストと色鮮やかな描写を実現。表面のARコートも25年からアップデートしており、外光の映り込みを半減させている。

レグザ独自の部分が、今回から新採用した「ダブルアルミ高放熱システム」。

パネルで発生した熱を逃がすために、これまではアルミ背面カバーと放熱樹脂層を組み合わせていたが、新モデルはより効率的に放熱できるよう素材を刷新。アルミ放熱カバーと放熱アルミ層のダブルアルミ仕様とすることで、高い放熱性能を獲得。パネルの安全性を担保しながら、輝度を大幅にアップさせることに成功した。

これにより従来比1.3倍の高輝度化を実現。夜空の星や夜の街の耀きなど、きらびやかであざやかな映像が描写できるようになった。

優れた映像解析能力を備えるハードウェアAIエンジン「レグザエンジンZRα」を引き続き採用。前段のSoCと、後段のレグザ専用チップの2段構成とすることで、最上位機種だけの複雑な信号処理を可能にしている。

コンテンツタイプ判別に加え、AIでシーンを判別させてシーンに応じた映像処理を加える「AIシーン高画質PRO」は、従来シーン(ライブ/夜景/花火・星空/ゴルフ・サッカー/リング競技/アニメ)に加え、新たに「太陽光が振りそそぐ光景」が追加された。

AIシーン高画質のデモ

コンテンツのジャンル情報を得ることができないネット動画でも、AIがコンテンツの種類・特徴を自動判別して自動調整する「ネット動画ビューティPRO」を搭載。HD解像度の場合は、3次元高画質処理を2回繰り返すことでノイズが少なく高精細な映像が再現できるようになった。

地デジやBS番組のノイズを抑えて高精細化する「地デジAIビューティPRO」、AIが画面内の人物や衣装、構図を参照してオブジェクトに適切な画質処理を行なう「AIナチュラルフォーカステクノロジーPRO」といった既存の機能は、新モデルに合わせてチューニングしている。

2026年の春夏モデルから採用された「かんたん調整」(おまかせAIモード時に選択できる調整バー)や、スポットライト照明環境でも高精度な明るさ検出が行なえる「明るさ検出感度調整メニュー」も新たに搭載している。

番組毎に最適な映像調整パラメーターを技術者が作製・データベース化し、ユーザーが番組を見る際にクラウドデータベースにあるパラメータを反映させることで新番組も最適な画質で視聴できる「クラウドAI高画質テクノロジー」も搭載。26年8月現在、詳細ジャンルは65分類、個別番組は328タイトルまで対応しているという。

Dolby Atmos対応、18スピーカー/180W出力の音響システム

サウンドシステムは、Dolby Atmosにも対応した5.1.2チャンネル「重低音立体音響システムXIS」を搭載。

18スピーカーと総合出力180Wのマルチアンプで独立駆動させると共に、トップスピーカーとサイドスピーカー、そして新開発のパッシブラジエーター型バズーカウーファーでリッチな低音を実現。新開発のタイムアライメントアルゴリズムも採り入れ、明瞭度を向上させた。

音質調整のためのマルチバンドイコライザーを搭載。20バンドの周波数帯域を選択し、自分好みのサウンドにイコライズできる。またラウドネスコントロールも備えており、低音と高音を独立させてレベル・モードの調整が可能になった。

シンクロドライブ機能も搭載。「RA-B500」や「RA-B200」、「RA-B100」などのレグザ対応サウンドバーを接続すれば、レグザ本体のスピーカーと対応サウンドバーを同時に駆動させて、画面中央から音が鳴っているような自然なサウンドが楽しめる。

天気やニュース情報表示する「インフォメーションウィジェット」

AI技術とセンシング技術を組み合わせた“レグザ インテリジェンス”を搭載。

発話内容の文脈やニュアンスをレグザが理解し、番組のタイトルがわからない場合でも、「最近話題のドラマ」といった抽象的な言葉に対してトレンドやユーザーの好みに沿って、おすすめのコンテンツを表示してくれる「レグザAIボイスナビゲーター」や、コンテンツの音声成分を認識して音声と環境音のバランスを調整できる「レグザAI快適リスニング」などが利用できる。

新モデルでは「プロフィール切り替え」と、発話でユーザーを識別する「プロフィール切り替え対応AIボイスナビ」を新たにサポート。父や母、子どもなど、家族で利用するユーザーそれぞれの嗜好、履歴に応じたコンテンツを表示することができるようになった。

ざんまいスマートアクセスの「録画番組」画面。ここでプロフィールを切り替えると……
切り替わったユーザーに合わせ、オススメコンテンツも切り替わった

「インフォメーションウィジェット」にも新対応。これは、レグザ内蔵のセンサーがユーザーを検出すると、電源が立ち上がり、天気やニュース情報を表示してくれる機能。

「〇番を再生して」と発話すれば、ニュースの注目シーンやタイムシフトマシン内のおススメ番組をすばやく再生することができる。

インフォメーションウィジェット
レグザ内蔵のセンサーがユーザーを検出すると、電源が立ち上がり、天気やニュース情報を表示してくれる

地デジ番組を最大6チャンネルまるごと録画する「タイムシフトマシン」機能に対応。搭載チューナーは、地上デジタル×9(タイムシフトマシン含む)、BS/110度CSデジタル×3、BS/CS 4K放送×2。

2画面機能は、放送やHDMI、YouTube、AirPlayやミラーリングに加え、録画番組(タイムシフトマシン番組含む)とネット動画に対応。「録画番組/ネット動画+放送」や「HDMI/録画番組/YouTube+ネット動画」といった2画面表示が可能になった。

なお2画面対応のネット動画は、TVer、DAZN、Prime Video、ABEMA、U-NEXT、Hulu、Lemino、Disney+、FIFAに限られる。

リモコン

映像の表示サイズを変えることができる「画面サイズセレクト」を搭載。ゲームプレイ時、画面をあえて小さく表示させることで視線移動を減らすことができる。サイズの切り替えは、インチサイズ、もしくは1%単位での調整が行なえる。

HDMI入力は4系統。すべてHDMI 2.1に対応し、どの端子に接続しても4K/144Hz信号を入力・表示できる。

さらにHDMI ARCのPCM出力が、192kHzに対応。従来のレグザでは、ARCのPCM出力が48kHz/16bitに制限されていたが、新モデルでは、96kHz/24bit収録されたライブBDの音声信号もARCでステレオアンプなどに伝送できる。