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使わなくなったAndroidスマホを音楽専用機にする無料アプリ「reTONE」
2026年10月19日 11:37
飯田ピアノは、使わなくなったAndroidスマートフォンを音楽専用機にできる無料アプリ「reTONE」の開発を発表し、アプリ公開に先立って紹介ページを公開した。独自エンジンにより、ハイレゾのFLACファイルを192kHz/24bitのままUSB DACに送り出せるなど、「引き出しの一台を、音楽の一台に」できるという。
アプリは近日公開予定で、時期は紹介ページや飯田ピアノのX(@IidapianoM)で告知される。対応OSはAndroid 4.0以降、対応端末はARM(32bit・64bit。NEON命令を持たないチップを含む)。
「最新のDAPやスマートフォンの代わりを目指すものではなく、引き出しで眠っている一台に、もう一度音楽を鳴らす役目を渡すための道具」と位置づけるアプリ。「音楽専用機として使う」を選ぶと、ホーム画面やロック画面が音楽用に切り替わり、「電源を入れた瞬間から一台の音楽プレーヤーとして使える」という。専用機にせず、通常の音楽アプリとしても使用することも可能。
独自エンジンが再生の中核で、FLACファイルを192kHz/24bitのままUSB DACに送り出せる。Androidの音声経路を通さず、アプリが直接USB DACとやり取りするため、Android自体がUSB DACに対応していない古い端末でも、楽曲のサンプリングレートのまま出力可能で、Android標準の再生では扱えないDSDの再生にも対応するという。
端末の出力に合わせてサンプリングレートの変換が必要な場合は、アプリのエンジンが一度だけ変換。変換フィルターは、通過域を20kHzまで平らに保ち、折り返し成分を−100 dB以下に抑える設計値とのこと。
DSDは、まず高レートのPCMに変換したあとに出力レートに合わせる仕組み。「2コアの古い端末でも、DSD64や192kHz/24bitのFLACを実時間で再生できる計算量に収めている」という。
またreTONEによって“音楽専用機化”したスマートフォンを、別のAndroidスマートフォンから遠隔操作することも可能。両方の端末にreTONEを入れてBluetooth接続すると、手元のスマートフォンに、音楽専用機化した端末のライブラリや再生画面が表示され、選曲・再生・音量・シャッフル操作ができる。
そのほか自宅のNAS(DLNA)や、ペアリングしたもう一台のreTONEの曲を、端末内の曲と同じライブラリに並べて再生することもできる。
これらのネットワーク機能は初期設定でオフになっており、利用者がオンにしたときだけ通信する。広告は表示されず、利用者の情報も収集しないという。
同アプリは10月のポタフェス大阪で試作展示したところ、来場者から「欲しい」という声が寄せられたため、配布できる状態まで作り上げることを決定。11月7日に行なわれる「秋のヘッドフォン祭 2026」でも実機を展示する。




