2023年7月期。「呪術廻戦 第2期」「るろ剣」「無職転生 II」

呪術廻戦のアニメ第2期がいよいよ放送開始。前半は五条悟と夏油傑の学生時代の出来事が描かれる「懐玉・玉折」編。同級生だった2人がなぜ敵対化する関係となってしまったのか、そのきっかけとなる出来事が明らかになる。

連続2クールでの放送が決定しており、後半は原作屈指の人気エピソード「渋谷事変」編が放送される。作中の10月31日に宿儺の手で起こされる惨劇の放送日も気になるポイント。ちなみにMBS/TBS系列での放送は毎週木曜日23時56分からで、今年の10月31日は火曜日。そのため、10月31日当日と放送日は重ならない。

2022年の年末特番にて放送予定だった特別番組「Fate/strange Fake -Whispers of Dawn-」が7月2日19時にTOKYO MXなどで放送される。映画館での最速上映も行なわれる。

原作は「バッカーノ!」「デュラララ!!」などの成田良悟が2008年のエイプリール企画として掲載したFateシリーズの二次創作小説が正式な外伝作品となった電撃文庫「Fate/strange Fake」。これまで、CMとしての映像化はされてきたが、本格的なアニメ化は今回が初。

公開されているPVでは、原作挿絵とコミカライズを担当している森井しづきのキャラクターデザインを忠実に再現しているように見える。Fateシリーズお馴染みのキャラクターとそれに負けない個性を持った数多くのオリジナルキャラクターが入り交じる本作がアニメでどのように描かれるのか注目したい。

「るろうに剣心 －明治剣客浪漫譚－」がキャスト一新で再アニメ化。原作は1994年より集英社「週刊少年ジャンプ」にて連載された和月伸宏による同名漫画。現在は「るろうに剣心 －明治剣客浪漫譚・北海道編－」が同「ジャンプSQ.」にて連載中。

今作は、最新のアニメーション技術で原作を第1話から再構築し、現在のアニメファンにもアピールしうる、アニメ『るろうに剣心』を目指すという。監督は「ストライク・ザ・ブラッド」などの山本秀世、シリーズ構成は「メイドインアビス」などの倉田英之が務める。

OPはYOASOBIのコンポーザー AyaseとCreepy NutsのR指定がタッグを組んで作詞された「飛天」、EDはアニメバージョンが先行配信されているReol「切っ先」、2曲とも作品に繋がるテーマの注目楽曲だ。

宝島社「このライトノベルがすごい！2020」文庫部門・総合＆新作ダブル1位を獲得した、宇野朴人による電撃文庫の同名ライトノベルが原作。「未来日記」のえすのサカエによるコミカライズ版も第7巻まで発売されている。

舞台は名門キンバリー魔法学校。ここでは卒業までに2割の生徒が、再起不能や行方知れず、または発狂した末に死に至る。いわゆる、“魔に呑まれる” という――。

PVを観るとどこか馴染みのある雰囲気を感じる人も少なくないと思うが、原作小説の発表前に原作者自身が「ハリー・ポッターが好きな人に読んでほしい」「児童文学ではないハリー・ポッターを自分で書いてみた」とツイートしている同作。しっかりワーナーブラザーズジャパンが関わってのアニメ化となっているところも期待できる。

前作アニメで描かれなかった原作の人気エピソードが描かれる「ホリミヤ -piece-」が7月1日よりTOKYO MXほかで放送開始となる。前回のアニメでは堀と宮村、2人の出会いから高校卒業までの“本編”の内容が描かれたが、この作品の魅力は原作で本編終了後に大量に描かれた「おまけ」だ。

このアニメの原作となっている荻原だいすけによる漫画「ホリミヤ」には、さらに原作となっているHEROによるWeb漫画「堀さんと宮村くん」がある。この大元となっている「堀さんと宮村くん」は、本編140話に対して、“おまけ”と称された外伝的エピソードが141～594話まで掲載されている。

最終16巻で完結した漫画「ホリミヤ」も、今回の「ホリミヤ -piece-」の放送に合わせて、HERO新作エピソード1本を含む新規書き下ろし4本に加え、単行本未収録の番外編なども収録された第17巻が7月18日に発売される。今回のアニメでどのエピソードが描かれるのか、今回もファン必見だ。