2023年10月期。「葬送のフリーレン」「ウマ娘 3期」「SPY×FAMILY 2期」

小学館「週刊少年サンデー」で連載中の本格ファンタジー作品がアニメ化。勇者ヒンメルたちと共に、10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした魔法使いフリーレンは、千年以上を生きるエルフ。

魔王を倒してから50年後。姿の変わらないフリーレンに対し、ヒンメルは老い、その死を目の当たりにした彼女は、これまで“人を知る”ことをしてこなかった自分を痛感し、“人を知るため”の旅に出る。

魔王を倒したその後が舞台で、さらに人種による寿命と時間の感覚の差、魔法や魔族と人の違いなど世界観が非常に丁寧に作り込まれている本作。第1話が9月29日の金曜ロードショー枠での2時間スペシャルということも注目されているポイントだ。物語の導入がとても重要なほか、その作り込まれた世界観も魅力的なところ。アニメーションでどのように魅せてくるのか、必見だ。

『坂本ですが?』などの作品で知られる、佐野菜見による漫画作品がアニメ化。

児童養護施設で過ごしていた双子の少年ミギとダリは、ある日裕福で穏やかな老夫婦、園山夫妻に養子として迎えられる。しかしそれはふたりの少年「ミギ」と「ダリ」としてではなく、ひとりの少年「園山秘鳥」としてだった。二人は正体を隠し、園山秘鳥を演じながらオリゴン村に溶け込んでいく。一体何のために二人で一人の人間を演じているのか。そこには大きな秘密と恐るべき目的があった。

人気漫画「東京リベンジャーズ」のアニメ第3期が10月3日から放送開始。

横浜のチーム「天竺」が東京卍會を潰しに渋谷に乗り込んできた。タケミチたち溝中5人衆と千冬は、ちょうど天竺のメンバーと鉢合わせて奇襲を受けてしまう。孤軍奮闘するタケミチたちだったが、圧倒的な人数差で太刀打ちできない。絶体絶命のピンチの状況で天竺の特攻服姿の稀咲に続き、天竺四天王の望月莞爾(モッチー)も現れて、さらに絶望の淵に立たされる。

PVは現在2弾まで公開されており、HEY-SMITHの楽曲「Say My Name」が天竺編のエンディング主題歌に決定した。

Cygamesによる「ウマ娘 プリティーダービー」を原案とした人気アニメが、ついにSeason3へ。

憧れのトウカイテイオーのようなウマ娘を目指して、トレセン学園に入学したキタサンブラック。テイオーと同じチーム＜スピカ＞に加入し、デビューから無傷の３連勝で勢いに乗るキタサンは、無敗の三冠ウマ娘へ向けて『皐月賞』に出走する!

アニメ放送に合わせて、第1話「憧れた景色」のあらすじ・先行カット・WEB予告動画を公開。第3期の主人公はキタサンブラックとサトノダイヤモンド。ファン待望の第3期は、皐月賞のストーリーへの期待、そしてキタサンブラックとサトノダイヤモンドのライバル関係にも注目が集まる3期となるだろう。

ジャンプ+で連載中の人気漫画「SPY×FAMILY」のSeason 2がついに放送開始する。SPY×FAMILYは12月22日に劇場版「SPY×FAMILY CODE:White」の公開も控え、また2024年冬には、ゲーム「SPY×FAMILY OPERATION DIARY」が発売される。多方面で活躍を見せる人気シリーズの2期は、10月7日からスタート。

「薬屋のひとりごと」がついにアニメ化。原作小説のほかにコミカライズ作品も2種類展開している少し特殊な作品なので、タイトルを目にしたことがある人や、どれか一作手に取ったことがある人も少なくないだろう。そして、原作ファンとしては待望のアニメ化だ。

とある大国の後宮を舞台に、毒味役の少女が様々な難事件を解決していくミステリー要素のあるファンタジー作品。毒と薬へ異常な執着を持つ薬師の少女 猫猫(マオマオ)は、人攫いによって下女として売られ、後宮に務めることになるが、毒への執着で皇子の衰弱事件の謎を解いてしまったことをきっかけに、美形の宦官 壬氏に目をつけられ、あらすじにある“毒味役”を務めたり、様々な事件解決を手伝わされることになっていく。

そんな本作もアニメ初回放送は3話一挙。前述した通り、コミカライズ作品も2種類展開しているが、アニメは小説を原作として制作されているとのこと。本作の魅力は世界観と絡み合った謎や現実にも存在する毒と時代背景のつながり。そして、個性的なキャラクターたちと、そんな彼ら彼女らのやりとりも面白いポイントだ。満を持してのアニメ化とあって期待も高まる。9月末時点で明かされていないキャスト達も気になるところだ。