編集後記

2013年7月26日

臼田勤哉

 Formula 1 on Zumeなんとなく使ってみたけど、これは素晴らしいですね。メイン画面を見ながら、各ドライバーの位置情報を確認できるだけでなく、オンボード映像もチェック可能で、マルチ画面で好みのドライバーをひたすら見続けるなんてことも可能。

 テクノロジがスポーツの楽しみ方を変える、という姿はテニスのHawkeyeだったり、野球のストライクゾーン表示なんかで、いろいろ感じつつ有りましたが、それがさらに一歩進んだ印象。もっといえば、セカンドスクリーンがスポーツ観戦を変える、ということなのかもしれません。夏以降、注目していきたいポイントです。

 JVCの新アクションカメラも出来が良さそうでした。Zumeの体験から分かるのは、アクションカメラが拡張しつつある映像の可能性が、コンテンツ作りに確かに影響しているんだな、ということですかね。

山崎健太郎

 船橋産、梨の精霊の撮影に成功しました。あの機敏な動きをテレビで見るたび、感心していましたが、ステージ上でアグレッシブに動く彼をいざ最前列で撮影してみると、時折ステージから落下するのではと思うほどのスピードで突進して来て、思わず“危ない”と手で受け止めたくなる衝動にかられました。しかし、急ブレーキ性能も特筆すべきレベルで無問題。どこに飛ぶか予想できない、危険と紙一重のキレキレの動き。ファインダー覗きながら「誰かに似ている」と考えていましたが、途中で「江頭2:50だ」と気付きました。

 そんな彼のスピーディーな動きを静止画で表現しようと、シャッタースピードを遅くして動体ブレを活用。大ジャンプ前の、梨パワーが足に蓄積されていくモジモジ動作を察知し、ズームレンズをワイド側に引いて跳躍に備えるなど、適度な緊張感が漂う、素晴らしい被写体でした。

 ちなみに記事中で「意味がわからない」と書いた両頬を力いっぱいへこませる技。勝手に脳内で“スライス梨”と名付けていましたが、Twitterの読者さんによると「マンボウなっし!」(マンボウのものまね)とのこと。勉強になりました。なぜマンボウ。

中林暁

 読者アンケートの今回のテーマは「テレビ」でした。回答数が前回を上回ったのもさることながら、印象的なのは自由記入コメントの量。過去のアンケートでもそうでしたが、テレビに対する読者の方々の想いは、今も強いことを改めて感じました。それぞれいろんな意見がありますが、私を含め「やっぱりテレビには期待したい」ことの表れでもあるように思います。

一條徹

 愛用していたポータブルスピーカーが壊れそうなので、久しぶりにコンポでも買おうかと電器店に行ったのですが、売り場の主役はBluetoothスピーカーで、コンポは隅に追いやられていました。私が高校生のころは、一体型のラジカセでなく、スピーカーとプレーヤーの分かれたコンポを持つことがステータスだったのですが…いまの若者は何で音楽を聴いているんでしょうか。