編集後記

2015年1月30日

臼田勤哉

 執筆中

山崎健太郎

 今後のテレビの主流になるかは、まだわかりませんが、「Android TV」に、もうすぐ触れられるようになります。

 テレビのOSとして採用されたスマートテレビでは、地上波などの放送も1つのアプリのように扱われるそう。放送がメインで、YouTubeやWebブラウザなどはあくまでオマケである現在のテレビと比べると、放送と通信の力関係の変化が大きなポイント。最終的なテレビ製品で、各メーカーがどのような使い勝手にカスタマイズしているのかも気になるところです。

 VODの映画などは別として、家族で観るリビングのテレビで、YouTubeやニコニコ動画のような、比較的短くて、趣味性の高いコンテンツを快適に視聴できるようになっても、それがどれだけ利用されるかは不透明なところがあります。スマートテレビが増加していくと、ネットの面白いコンテンツを自動で繋げ、一切ユーザーは操作せずに、まるでテレビ放送の番組のように、次々と連続再生してくれるようなサービスが、増えていくのかもしれません。

中林暁

 CES取材時(特にソニーブース)で印象的だったのは、ネットワーク対応オーディオ製品の展示には、ハードの性能だけでなく「この製品を使えば、いまあなたがスマホで使ってるSpotifyやPandraなどの音楽サービスをそのままこのスピーカーでも聴けますよ」という紹介の仕方が目立っていたこと。海外では、テレビ選びの判断基準として「どの動画配信が使えるか」がかなり重要というのを聞きますが、オーディオも似た状況のようです。そう考えると、ソニーがSpotifyと組むのは自然な動きかと。この流れから、日本を完全に取り残すというのは考えにくいので、Music Unlimited終了後の「日本は未定」の状態から何らかの動きが起きるはずと期待しています。

一條徹

 松田聖子や山口百恵に続き、レベッカもハイレゾをリリースしたことに、昭和歌謡好きとしては「いいぞ、この流れ」と言わざるを得ません。でも何より楽しみなのは、2月にリリースされる工藤静香のハイレゾベストです。中島みゆき縛りなので、「禁断のテレパシー」や「抱いてくれたらいいのに」などの名曲が収録されないのは残念ですが、これらの曲もその内リリースされると思うので、気楽に待ちます。