編集後記

2015年4月3日

臼田勤哉

 「全自動DIGA」面白い提案と思いました。「録画」が面倒くさくなってしまった今、いかに情報を取り出すかが重要なポイント。全録というキーワードを捨て、その便利さをいかに訴求していけるのか? パナソニックの手腕に注目したいところです。もちろん、AV Watchでも継続的に取り上げていきますが。

 一方で、そもそも録画する必要ある? 配信でいいんじゃない? という声も。合理的かつ効率的な意見ですが、その中でもdビデオあらため「dTV」が、リニューアルするにあわせて、あえてテレビ的なUIや操作感、番組との出会い方にこだわった提案をしているのが興味深いですね。全録/配信のいずれにしろ、課題はコンテンツとの出会い/接触ポイントの洗練。競争軸はその辺りに移っているようです。

 奇しくもHuluも初の100万加入を発表。PS4対応やテレビ重視の姿勢なども新鮮でした。Netflixもあわせて映像配信各社からは、スマートデバイスから「テレビ回帰」ともいえそうな姿勢が伺えます。なぜそうなるのか? 各社の狙いは? など詳細は来週以降順次お伝えできると思います。お楽しみに!!

山崎健太郎

 実写版「進撃の巨人」スピンオフも魅力的ですが、dTVには私のようなアニメオタクが「これは入らねばなるまい」と観念する感じのオリジナルアニメもぜひ作っていただきたく。到来が噂されるNetflixのラインナップも、今から楽しみです。

中林暁

 NBAはプレーオフが近づき、各チーム明暗がはっきりしてきたようです。今いちばん注目しているチームは、ビッグマンを中心に据え、派手さは少ないディフェンシブなグリズリーズ。一方、首位を走るウォーリアーズは、速攻主体でとにかく走りまくる、バスケットの基本的な面白さを再確認させてくれるチーム。開幕前は有力視されていたチームが上位に入っていないなど、混戦模様なのもあり、プレーオフは例年よりも注目のカードが多くなりそうな気がします。

庄司亮一

 月刊雑誌「デジタルカメラマガジン」編集部から異動して、(再び)AV Watch編集部の一員になりました。オーディオ・ビジュアル業界の今をおさらいして、読者の皆様の「ここが知りたかった」に応えられるような記事をお届けできるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

 カメラといえば、今週末(4日夜)に見られる皆既月食を長野県八ヶ岳まで撮りに行こうかと思案していたのですが、全国的に天気が崩れるようでがっかり。仕方がないので自宅でHMZ-T2を被りつつ、上坂浩光監督のフルCG映画「HAYABUSA2 −RETURN TO THE UNIVERSE−」で描かれる星空の映像美に浸ろうと思っています。