ライカ、DLPプロジェクタ「プラドビット」の発売日/価格決定

-3月20日発売で実売168万円



3月20日発売

標準価格:オープンプライス

同社では静音性をレンジファインダー・カメラの「ライカ M カメラと同レベルを達成した」と表現している
 独Leica Camera AGは、デジタルプロジェクタ市場参入第1弾モデルとして、1月に発表したDLPプロジェクタ「プラドビット D-1200」の発売日と価格を決定。3月20日発売で、価格はオープンプライスとした。発表当初は2月の発売を予定していたが、延期されたことになる。また、ライカ銀座店では168万円で販売する予定。

 0.98型のDarkChip DMDを採用した、単板式のDLPプロジェクタ。パネル解像度は1,920×1,200ドットで、輝度は2,000ルーメン(フォトリアリスティックモード時は1,400ルーメン)。コントラスト比は2,500:1。カラーホイールは6セグメント(RGBRGB)で2倍速。

 レンズはライカの「バリオ・エルマリート P」。F値は2.8~3.1。35mm換算で59~74mm。ズームとフォーカスは手動。広角タイプの「エルマロン P」(F3.5/35mm換算で35mm)を備えたモデルも用意。「バリオ・エルマリート P」の投写距離は1~15mで、投写画面サイズは31×50cm~594×950cm(縦×横)まで対応。上下約120%のレンズシフトと、垂直方向の台形歪み補正機能も備えている。

 光源はPhilipsの220W FusionPlus VIDI UHPランプを採用。IP変換やスケーリングなどの映像信号処理用に、30bitで処理を行なうPixelworksのDNXも採用。基本は静止画用プロジェクタだが、動画にも対応する。入力端子はHDMIやHDCP対応DVI-D、コンポーネントなど。外形寸法300×268×104mm(幅×奥行き×高さ)、重量3.6kgと小型/軽量なのが特徴。筐体にはマグネシウムを使っている。


(2009年 3月 17日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]