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透明ボディに歌詞が浮かびあがるハイレゾ対応「Lyric speaker」。約32万円

 SIXは、透明の筐体に、歌詞が浮かび上がるように表示されるワイヤレススピーカー「Lyric speaker」(LS1)のプレオーダーを15日から開始した。予約後、9月14日以降に製品が随時届けられる。価格は324,000円(税込)。ハイレゾ再生もサポートする。

「Lyric speaker」。歌詞を表示しているところ

 プレオーダーは、伊勢丹 新宿店、日本橋三越本店、銀座三越の旗艦3店舗と、三越伊勢丹のEC事業で受け付ける。上記の3店舗では、6月15日~21日まで(三越日本橋店は28日まで)、Lyric speakerを自由に体験できる特設スペースも設置する。

歌詞を表示していないところ。筐体にはアクリル板を使っている

 筐体に22インチの透過スクリーンを搭載。そこに、再生している楽曲の歌詞が、様々な動きで表示されるのが特徴。産業技術総合研究所の音楽解析技術で音楽を解析し、スピーカーに搭載された表現エンジンがそれぞれの楽曲に対してモーショングラフィックを生成。「バラードのような優しい曲であれば優しいフォントや動きに。ロックのようなエネルギッシュな曲であれば力強く」表示するという。この、歌詞を自動で美しくビジュアライズする技術は「Lyric Sync Technology」と名付けられている。

歌詞は様々な表示パターンがある
Lyric speaker visualize “Flying Lotus - Never Catch Me ft. Kendrick Lamar”

 歌詞のデータは、歌詞データベースを持つシンクパワー(プチリリ)と提携。120万曲を超える歌詞をビジュアライズする。「邦楽においては、メジャーレーベルから発売されている楽曲を幅広く網羅。洋楽については、有名曲中心のラインナップ」になるという。なお、歌詞情報に時間情報のない非同期歌詞の場合、シンプルなスクロール表現となる。

 入力として、AirPlayとGoogle Castに対応。iPhoneやAndroidスマートフォンとワイヤレスで接続、IEEE 802.11a/b/g/n/acの無線LANを使った高音質な再生ができる。Androidの場合はGoogle Cast対応アプリを使用し、ハイレゾ音源(最大96kHz/24bitのFLAC、WAV)の伝送も可能。

 スピーカー部には、同軸ユニットを2基、パッシブラジエータを2基搭載。再生周波数帯域は40Hz~40kHzで、ハイレゾ再生に対応。最大出力は20W×2。エンクロージャには「余分な共振や共鳴が少ない」というアクリル板を使っており、「美しい音鳴りのスピーカーの開発に成功した」という。

 消費電力は最大100W。外形寸法は、52×14×35cm(幅×奥行き×高さ)、重量は約11kg。