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Audio Physic、Brilonの特徴も引き継いだ25周年スピーカー「Tempo25 Plus+」

 ブライトーンは、Audio Physicの新スピーカー「Tempo25 Plus+」の取り扱いを開始した。仕上げによって価格が異なり、標準仕上げ(チェリー/ウォルナット)ではペアで76万円、特別仕上色(ピアノブラック/ピアノホワイト)はペアで81万円。

Audio Physicの新スピーカー「Tempo25 Plus+」。ペアでの販売となる

 スピーカーを傾斜させて固定するスタンドを採用した「Brilon」などで知られる、Audio Physicの新製品。1985年にヨアヒム・ゲルハルトらによって創立したメーカーで、ドイツ北部・ブリロンに本拠を構えている。

 1933年からはマンフレッド・ディスターティッヒが開発責任者に就任。7度傾斜のエンクロージャなど、Brilonで培った技術を引継ぎながら、さらに特殊スピーカーユニットの開発などの最先端技術を用いて、「どのような細かいディテールであっても、音楽性を持って描ききるその能力は、ハイレゾのような高解像度の音源も空気感を余すところなく伝える」という。

 Tempo25は、創立25周年を記念した限定モデルで、ユニットにはフラッグシップ「Cardeas」(カルディア)に採用されているハイパー・ホログラフィック・コーン・ミッドレンジ(HHCM)とハイパー・ホログラフィック・コーン・ツイーターII(HHCTII)を採用している。

 ユニットのサイズはツイータが39mm径、ミッドレンジが150mm径。前述のとおり、フロント面は7度傾斜している。これは、ツイータとミッドレンジの物理的な位相のズレを解消するため。

 さらに、筐体の両側面に180mm径のウーファを搭載したダブルウーファ仕様となっている。このウーファは同位相で振動し、無用な振動を相殺。共鳴音の少ないサウンド再生を可能とする独自の「Push-Push原理」に基いている。

 推奨アンプ出力は20~150W、入力インピーダンスは4Ω。周波数特性は32Hz~40kHz。外形寸法は187×320×1,000mm(幅×奥行き×高さ)。重量は20kg。

使用イメージ