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東芝、REGZA Z20XがHDR放送に対応。スカパー! 4KのHLG方式。地デジ画質も向上へ
2016年7月29日 13:20
東芝映像ソリューションは、4K液晶テレビのフラッグシップ「REGZA Z20Xシリーズ」をスカパー!が10月に4K HDR放送開始予定のHDR方式「Hybrid Log-Gamma(HLG:ハイブリッドログガンマ)」対応とするバージョンアップを8月下旬に開始する。
対応機種はREGZA Z20Xシリーズの65Z20X/58Z20X/50Z20X。アップデートを行なうことで、スカパー! プレミアムサービスの「スカパー! 4K体験」で10月から放送予定のHLG方式の4K HDR放送に対応。従来よりも立体感や奥行き感ある映像を楽しめるようになるとしている。29日現在、国内で販売されているテレビとしては初のHLG方式HDR放送対応となる。
Hybrid Log-Gammaは、NHKとBBCが共同で開発し、電波産業会(ARIB)で標準化されたHDRテレビ方式。従来のテレビ方式との高い互換性を持ちながら、明暗表現において従来よりも広いダイナミックレンジを持ち、自然な描写が可能になる。バージョンアップは、放送波ダウンロードとサーバーダウンロードで提供予定。
また、バージョンアップにはHLG対応に加え、地上デジタル放送など、HDR信号でない映像における画質向上も含まれている。具体的には、質感リアライザーの動作を見直し、明るいシーンでの人物の顔の立体感や肌の質感向上が図られたという。