マスプロ、4K/8K衛星放送対応の分配器や直列ユニットなど21製品

　マスプロ電工は、4K/8K衛星放送(3,224MHz)対応で全端子通電型のアンテナ分配器6機種を7月28日に発売した。また、直列ユニット6機種を9月上旬に、1端子通電型の分配器6機種と、分岐器3機種を12月中旬より順次発売する。価格は、4分配器の全端子通電型「4SPFDW」が7,900円。直列ユニットの2端子型「2DWKTD」が5,950円。1分岐器「1DC10FW」が3,950円。

4分配器「4SPFDW」(左)、直列ユニット「2DWKTD」(中)、分岐器「1DC10FW」(右)

　将来の4K/8K放送で使われる予定の、3,224MHzまでの周波数に対応した伝送機器のラインナップに、新たに全端子電流通過型分配器を追加。さらに、直列ユニットなども加え、4K/8K放送対応のパッシブ機器が出揃ったという。

　分配器の「SPFDWシリーズ」、「SPFWシリーズ」と分岐器「DC10FWシリーズ」は、亜鉛ダイキャストケースを使用。圧入構造のフタにより、シールド効果を高め、強電界地域の高層マンションなどでの飛込み電波による妨害対策に適するという。

　配線作業を考慮し、F型端子と壁面の隙間は約8mmになるように設計。壁面に取付けた後でも、F型接栓付きケーブルを接続しやすくした。F型端子にも、先端のネジ山の部分を一山少なくしてF型接栓をねじ込みやすくしている。

　また、ハウジングの入力端子部には凸部を設けて触るだけでわかるようにし、屋根裏などの暗所でのケーブル接続の間違いを防止。上部と下部にガイドラインも設け、施工時に配電盤の中板の目盛に合わせやすくしている。