マスプロ、4K/8K衛星放送対応の分配器など。3,224MHz機器拡充へ

　マスプロ電工は、4K/8K衛星放送(3,224MHz)対応の分配器6機種と分岐器3機種、直列ユニット4機種を5月下旬より発売した。価格は、4分配器の「4SPFRW」が6,000円、1分岐器「1DC10FRW」が4,400円、直列ユニット「DWKT-B」が1,300円。

4分配器の「4SPFRW」

　将来の4K/8K放送で使われる予定の3,224MHzまでの周波数に対応した分配器/分岐器/直列ユニット。現在販売されているテレビ受信機器は周波数帯域が2,602MHzまでの製品が主流のため、「将来を見据えた3,224MHz対応機器」として製品化。同社は今後も3,224MHz対応機器を順次ラインナップするという。

今回の新モデルで保証する周波数帯域と、現行製品の比較

　今回の新モデルは、いずれも亜鉛ダイキャストケースのハウジングを使用し、耐久性を向上。無鉛はんだを使用し、カドミウム/水銀などの不使用により、EUのRoHS指令に適合している。

　直列ユニットはIN端子が180度動くため、狭いスイッチボックスの中でもF型コネクタを容易に取付けられ、ケーブルの多様な引込み状況に対応可能。また、ケーブルが短くなったときも、端子の向きを変えることにより最短距離で接続できるため、施設の改修工事も容易に行なえるという。

1分岐器「1DC10FRW」(左)と、直列ユニット「DWKT-B」(右)